ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

道具その4

2016-05-30 | 日記
仕掛けにおいては、これはもう失敗のしまくりです。
天秤、3本針、2本針等々幾多の仕掛けを作ってはダメ、作ってはダメの繰り返し。
未だ納得のいく仕掛けを作り上げたことがありません。

とりあえず30年(大げさか!)の成果として、今現状では2本針ショートに落ち着いてます。
天秤は手釣り(テンテン)の場合は重宝しましたが、ロッドではもう使えませんね~
3本針は流し専用みたいなもんで、といっても年に数回しかしませんが。

というのも、3本針に3枚喰ってくるのは稀です。置き竿で30分もそのままだったら喰うでしょうが
ほとんどは1枚喰った状態で揚げますからね。まして掛り専門のゑびす丸ですから、直下での小突き。
長仕掛けだと底で絡まるし、取り込み時にタモに引っかかるし、早潮だとお祭りしちゃうし。

最初の頃はアイナメ直付けの発展型からでしたから、ラインのスナップに直付けしてましたがラインに
絡まると外すのに面倒くさくて。で、リードのハリスを付けましたが、長さが肝要でしてね~
短くても長くても、う~ん。で錯誤の末にリードは30センチに落ち着いてます。
サンラインのカレイ仕掛け3本撚り3号です。金具はハリミツの枝SPトリプルを使います。
ステン親子は流しん時に使いますが、何せ年に数回なんで~
枝SPトリプルだとリードラインと下が直結しますから感度抜群ですよ。

下ラインハリスはアクアキング5号がメインで4,6号も使います。渚のカキいかだだと6号くらいでないと
キツイですね、個体が大きんで1回の釣行で使い捨てになります。
鉛から8センチ程度に上針、そこから25ないし30センチで下針です。
下針の金具はオーナーのダブルクレンです。生きのいいカレイですから上下ダブルで回ってくれる
ダブルクレンはいいですよね。上針のエダスはビーズも使いましたが芳しくないですね。
で、3センチくらいのヨリトラーピンで絡まりもせずにグッと。その上下にちっちゃな夜光ビーズ。

鉛もこだわってまして、最近はフジワラのブライト(発光)を使ってます。夜光と違い昼間でも光ってます。
20から30号をロッドによって使い分けます。ナス型、アナゴ用、弾丸とよりどりです。

そして、針ですがこれはみなさん手作りでしょうけど、おいらは面倒なんでササメのヤイバケン付きカレイ
13及び14号とヤマイステキ針のザカレイ小突きの13と14号です。通常のザカレイは黒のフロロカーボンハリス
ですが、おいらはアクアキング4号のザカレイを使います。フロロだと下針しにか使えないんです。
アクアキングハリスだと硬いんで上針のエダスにちょうど良いんですな~ショップ注文でないと無いかも。

あとはエッグボールも夜光を使うとか、管類も厚くないものとかで、下ラインを軽くしてあげます。
エサはイソメですが、上針を大目に重く、下針は薄く小さめにして、仕掛け全体が上げてから下げるときに
下針がなるべく遅れて下がるように工夫してます。
イソメは意外と余ったりしますから、タッパに入れて冷蔵庫に保管。イソメはイソメ同士がくっ付くことにより酸を
出し合うから死ぬんだそうです。ヌルヌルは酸なんですね。ここで挽屑の登場。いいのを見つけました。
ホームセンターでカブトムシの床用の挽屑があります。なんとヒバを使ってますから匂いも良い。
買ってきたイソメをヒバ屑にまぶしてタッパに。冷蔵庫で2週間生きます。お試しください。

さて、釣果はいかに。

道具その3

2016-05-28 | 日記
さて、リールですがベイトに限ります。カレイ釣りにはスピニングは不向きです。
スピニングはロッドキーパーにうまく収まりません。キャストする必要がありませんし、今のロッドは
大抵がトリガーシートですので持ち手の収まりも良い。何でもいい人はどうぞスピニングでやってください。

シマノベイゲーム300HGは今んとこ一番です。前モデルは黄色いボディーでロッドとのコーディネート
もあって使ってます。特にHXカレイは真っ黒なロッドですので映えますね。チャラい感は拭えませんが~
50mm超のハンドルは使い勝手が非常によく、ガンメタカラーも渋いですね。
軽さも十分で巻きのパワーも申し分ない。しいて言えば、なんたらブレーキ機能云々はハッキシって何のことやら。

ダイワでは定番のダイナスター150と、300。
昔ながらの太鼓形状ですが150はハンドルが短い。300は重いと一長一短。
300は真冬のアイナメ釣りに使います。カキいかだでのアイナメは、生き餌を18号以上の針にかけ、15号鉛
でもって沈めるだけです。テクニックも何にもいりません。それでも50オーバーが10本は釣れます。
気を遣うのは、いかだ直下ですので中に入られますから、どんどん巻かなければなりません。7.8mの水深
なんで、何が何でも巻き上げます。アイナメは喰った時から取り込んでデッキに上げても、バタバタ、ガンガン
しますので、一気に揚げ切ります。仕掛けなんて何も無いです。鉛に直付けするだけですが、ハリスは頑丈で
針も大きくなければなりません。ラインは4号P。いかに生餌を確保し生かしておくかがポイントです。
アイナメなんて何にも考えなくても釣れます。

Sブレイドは例のスマック機構が重宝するだろうとの、今に思えば遠大な見通しのもとに買いましたがクソです。
釣行5回目くらいから、クラッチが切れた状態。ハンドル回してももどらないんだな。
なんだろね~余計なモノつけるからなんでしょうか?側面叩いて気合入れなきゃ戻らない代物です。
考えてみりゃ、棚クラッチとか何たらブレーキなんて、そもそもいらないでdすよね~
仕掛けと同じく、シンプルに必要なとこだけを追求したリールがないかな~と。

見た目恰好がダイワはダサイ。質実主義なんでしょう。
シマノはま~恰好はいんだけど、ベースがキャストリールでは安っぽ感が漂うしね~
アンタレスなんてマイコン機能あるそうですが、要る?
おいらのゑびす丸には、GPSもなければ魚探もないし、あるのはおいらのカンピューターのみ。
それだって、昨日一昨日1週間くらいの養殖モノの揚げ具合や、お天気、潮流、風向き等々を漁るんですよ。
良く来る同級生が、自動小突きシステムがあればいいなとうそぶきますが、んなもん魚釣りじゃないスよね。

明日は凪いいようです。ホヤ上げも具合いいようです。仕事などしておれん。

道具その2

2016-05-27 | 日記
カレイ専用ではないですが、キス竿やカワハギ竿も好んで使います。
シマノベイゲームカワハギ180はイエローの竿なんでチャライんですが、穂先8センチ程度での小突きができるんでドロドロ場での掛りん時は
以外に重宝してます。Aトリガー160マルイカテクも同様。
が、穂先操作には問題ないのですが、曲りがね~段、段、段と
わかりますかね?字での表現すんのが難しいんですが、曲りに段差が出るんです。
田淵のホームランのように虹みたいなのがカレイ専用ですが、上記の竿は何てんですか、畠山の鋭いライナー性が風で押し付けられて段、段、と失速して
センターフライみたいな感じですか。
なんか、横から見ると格好悪いんです。

プロックスFX攻技キス180Bは、カキいかだでのド浅場で、20号鉛でもって仕掛けを這わせます。柔らか過ぎ調子なんで小突きには向きません。
カキいかだで掛る場合は小突きよりも、喰わせ過ぎくらいが良いですね。大きいしでっぷり個体ですから、じっくり食わせて取り込みを楽しむ感じ。
曲りはそれこそ、チヌ竿みたいに手元までグニョーンと曲がってきます。おもしろい竿です。油断してるとイカだの中に逃げられますのでご注意。

これ一本というのにまだ巡り会ってませんので、竿選びは楽しいものです。
例えば、がまの天鰈幻を持ったら、今時点でそれ以上の竿は無いでしょう。するって~と選ぶ楽しみもなくなると思うんです。
前の晩に穂先見ながらあれこれ夢想し、朝船を走らせてる時に海から感じる釣れる予感。
釣り人ならあの水面から発している、釣ってくれ~感がわかりますよね。
釣りは楽しいです。

道具その1

2016-05-25 | 日記
釣り人の道具というのは困ったものです。人それぞれウンチクと一家言持ってますから。
かく言うおいらも、特に竿選びには尽きることがない欲があります。
あれこれ買っては、だめだな~、イマイチ、ここがちょっとな~と大失敗ではないけれども、ちょっとづつ不満。

カレイロッド専用は12本位もってますが、一番頼りになるのは今のとこ、ダイワAブリッツ91H180かな~
調子9:1で特にドロドロ底で抜群の穂先操作が、おいら的には可能です。
年に何回かの流し釣り時に、早潮や深場のドロ底での40号鉛でも負けません。
当然、浅場でもOKです。
 
次が同じくダイワaトリガーカレイ。少し古いモデルですが185はAブリッツ同様な感じでグッド。
165Sははっきり言って失敗です。7:3調子は小突きには向きません、置き竿専用です。

一番好きなのは、またもやダイワですがHXカレイ30-180です。極細穂先に喰った時の、まるで日本刀のような
シャープさは何とも言えません。いかんせん古いので5回に1回位の使用で大事にしてます。
40-180は時代さが出てまして、硬いだけです。当時の小突きは硬さで勝負してたんですかね~

千田君などは、シマノのバイオインパクト大好き君です。高い竿なんで能力も抜群のようです。
また買っちゃった~って言ってましたね~
がまの竿は言うに及ばずでしょうな。競技SP2や一爽、天鰈幻はトーナメンター必須のものでしょう。
おいらは持ってませんけど。

おいらが釣行する広田湾の特色は、沖から砂場、ドロ場、ドロドロ場、ドロ場と渚に向かってます。
特に中間の、構造改善と通称される養殖ロープ周りはきめ細かいドロ場ですから、鉛がどっぷり沈み込みます。
ここでは9:1調子でないと対応が難しい。浅いカキいかだ付近はドロ場ですが水深が7m位なので調子関係ないです。
とは言っても7:3では巻き上げ中にいかだの中に逃げられますから、カキに触ってラインぷっつんです。

広田湾中なら8:2調子のそこそこの竿で十分釣れるんでしょう。が、やっぱ釣り人なんで竿に求めるものは終わり知らず
ですね。今一番興味あるのは、AGSと競技SP2。どちらも各社のトップロッドです(天鰈幻はありゃ別次元)
SP2は使ってみたいけど、どうも、がまの釣り大会における参加条件が、おいらには気に食わん!立派ぶりしやがって。

シマノフリークの晃進丸とダイワを気合で操るゑびす丸。がまには負けんぞ!!!


尻が据わらん

2016-05-17 | 日記
根室でオヒョウ釣り~とはいかないですが、旨い海産をたらふく喰ってきました。
シマホッケ、オヒョウのエンガワ煮つけ、ホヤサシ(根室産は身が赤いんです)カニ、コマイ、油坊主(タラ)メンメ等々
絶品だったのは、根室はなまる寿司(回転ずしでは日本一のクオリティ)の、あぶりエンガワ!
炙ったエンガワが口中でとけてまうんですな~15皿のうち13皿食べてました。いっそ丼物にしてくれ~と。
充実の根室帰りは国内便が悪天候に被雷で遅れまくり!ガッツで飛べや~と空港GCに凄んだところで、あいすみませ~んと
軽くかわされ、揺れる機内と千歳でのお土産買い時間の少なさに、尻が据わりません。

なんとか帰ってきましたが、広田湾ホヤ上げ状況連絡から、誰か釣ってんじゃないかと、これまた尻が据わりません。
14日は娘の運動会名目で会社を休み、朝マズメ4時から出撃!10時過ぎまでの良凪で42枚、お客様も26枚。
15日は絶好のお日和の中、40オーバーが23枚、他で19枚。お客様も28枚と釣れる、釣れる~
15日は他の釣り友も船を出してきまして、おらの隣にすがったんで、船1艙分移動してあげました。
釣れないですな!ハッキシ言って下手くそです。竿が柔すぎてドップシ泥底の鉛を上げるのにアクションデカすぎ!
アイナメならそのアクションで喰ってくるでしょうが、カレイはねえ~喰う間を与えてやんないと。
おらがその位置で釣ってたでしょ~居ないわけがないんだからね。
安い道具だから仕方ないって言い訳には賛同しかねますね~

例えば竿なんて何でもいいとか、安い道具をさもさも自慢げに言い放つ輩には、イラッときます。
そんでから、どっか釣れる場所ないかな~と聞いてきやがる。しかも他人の船を借りやがって、てめえ~に教えるか!ってんだ。
しかも言うに事欠いて、そんなに高い竿なら買って食ったほうが安いべ~とほざきやがる。アホカてめえ~

俺らは釣るのが面白くて沖に出る。釣ってやると思って仕掛けを考え、部材を探し、10の内8は失敗に終わるけれども、せっせと作る。
その2を生かそうと、次の仕掛けつくりに寝る間を惜しまない。そこに金額の多寡は眼中にない!
底の状況を素早くインフォメートするためには、極先調子の竿は欠かせない。バラさないためには胴のしなりで吸収する竿が欠かせない。
そこにも金額の多寡を語る必要性を感じない。長時間小突くためには軽いリールは必至であるし、巻きのパワーも必然である。
それだって金額の多寡ではない。

俺ら釣り好きは、釣りするのが好きで好きでしょうがないから、釣りをするんだ!道具を用意するんだ!
高い道具を自慢する気は更々ないし、もちろん安い道具でも上手な人もリスペクトしている。
しかし、道具道楽と小馬鹿にするヤツを俺は許さん。絶対に俺の傍では釣らさんぞ。