震災時のビデオ映像に関する取材が、今なお続く。
ここ4,5年はインタビューだけに限って受けてたんだけど、今回はクルー6人の大所帯。
カメラマンの外人が3人、日本人の音声2人に通訳兼コーディネーター2人。
ロケバス1台。
通訳なのに通訳同士が英語で喋ってる。
聞けば、日本人同士が日本語で喋ると外人が阻害されてると感じるそうな、、、
コミュニケーションとは、難しいものだな。
つうか、オラの娘を雇ってくんない? 大学の英文科専攻してんだけどお、、、
大体、1月とか2月の取材だと、寒くてかなわんから断ってたんだけどね。
幸い11月だし、昨日はポカポカ陽気だったからな。
テイク3行きま~~す。
よ~い、アクション!
10回も走らされた、、、
12.5mの堤防の階段を、5回も昇り降りさせられた。
トム・クルーズも、毎度こんなんさせられてんだべな~
役者じゃないのに、役者のようにさせんだぜ、、、
ここで拳を握ってください。
ここはスローで歩いてください。
ここで振り向いてください。
剥き場で作業してる浜の連中が、笑いながら見てるし、、、
がんばれ~~~だとさ、、、こっ恥ずかしい!
ハリウッドからオファー来たら、契約金で船買うぞ!!!
山が白くなって、、、
毎日寒くなるんだけど、ゴム手から伝わる水は未だお湯のようだ。
もっとも、空気が冷たいから水が温く感じるのは否めない。
日の出は6時半くらい。
小友の仁田山から登る朝日が海面を照らすまでの時間が、、、とても寒い。
その時間帯を、生餌獲りに費やせば寒くないんだけど、今日は撮影があるから潮被りは出来ん。
水は大分キレイになった。
澄んだ海水の透明度は4mはあるだろう。
首をこれでもかってグリグリ振りながら上がってくるアイナメ野郎。
まるで底で生餌に喰ってんのが見えるようだもん!
まあ、今日は撮影があるから8時でオシマイ。
こんくらいにしちゃるよ。
このブ太っいアイナメのアラをさ、年寄りがバクバク食うんだよ。
アイナメと同じように首振りながらガブついてんだ~~~
そんな旨いモンでもないのにな。
食いモンてさ、人も魚も本能なんだな。
釣れないなら、休ませればいいのに。
釣れるまで、そっとしとけばいいのに。
撮影の最後に、自然をどう思いますか? って聞かれた。
いっつも海とケンカしてますよ! って答えた。
大事な仲間を奪った海は、たとえ自然と言えども、俺らの敵だ! てさ。
これじゃ地球も怒るわけだよ、、、