ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

船頭とは

2016-11-28 | 日記
釣れない船頭ほど惨めなものはないですな。

年数回の遠征での志津川大会。
当市と同様甚大な被害を受け、あまつさえ広報で避難を呼びかけた若い女性が少ない生涯を閉じた町です。
同じく防災に携わる者として、敬意と尊厳を込めて黙とうしてからの第一投。

ピクリともせずに移動。今朝上げた場所と自信満々の船頭だが、自身の経験からアイナメ等々だろなと
思ったら、見事にアイナメとカワハギの攻撃。
昨日一昨日辺りんとこはないスカ?
う~ん、どうだかな
おい船頭、あんた今日はカレイ釣り大会だぞ。
場所巡らせや!

と思ったら、いきなり沖に出ていきやがる。
おら~沖なら知ってるがらよ!

北東の風が強い中沖についての流し釣り。今日は掛専門の大会だぜ?
ケミ蛍仕掛けに真蛸が食いつく、カレイ釣り大会なの2枚も上げてしまった。
船頭さん、頼むぜ!

結局、カレイ8枚で検量する気にもなれずに帰港。
っても、優勝者も大層な枚数と重量でもない。
大物賞は45センチ、んなの脇ノ沢じゃ毎週上げてる。

考えてみれば60名の参加で、1艙当たり10人での釣行。
一人10枚上げれば100枚の船釣果だもんな。
絶対数の問題だ。上がるはずもない。

黙って脇ノ沢で楽しんだほうが良いな。


来るなら来い

2016-11-22 | 日記
揺れの長い地震。
思い出さずにはいられない、あの日。

さほどの波高では無いとはいえ、各地で津波到来。
宮城以南では河川を遡り、港湾に浸水。

ここ脇ノ沢港では、眺望する限り大した浸水ではなかった。
恐らく5.60センチ程度。

到達予定時刻に作業船を出す浜の人を横目に、避難勧告しながら高台屯所に退避。
あの日もギリギリまで堤防にいた。ギリギリまで避難しない地元民に退避を叫んだ。

何故に人は同じことを繰り返すのか?
大したアホだ。大丈夫だと言う漁師を、ぶん殴ってやりたい!
アホめが!お前らがそうだから消防団員が死んでいくんだ。

二度と若い団員を犠牲にしてはいけない。
死んでいくのは当然に歳の順だ。そのための年功序列だ。

団員は到達予定10分前退避。
だが、地元民は避難しない。
そんな輩のために、俺らは死ななきゃならん!

と、あの日と同じく、唇をかみしめた自分がいた。

至福の広田湾

2016-11-14 | 日記
まさに至福の土日でした。
若干波気気味の土曜日は、アイナメ14本(50超え4本)マコ40枚ほど(30未満無し)と大当たり。
1台のカキいかだでの成果です。

6時出港からですが、後輩のイカダが作業中も後半だったので、なんだいっ と思いつつ、小魚収集に没頭。
ザミカキをもらって砕き撒き。時間をおいて寄りましょう。
本家のイカダで再度小魚収集。ここで真蛸2匹をゲット。
今年は真蛸多いですな、カゴ漁にも仰山入っとるようです。

なんやかんやで2時間ほどたってから前述のイカダにすがりました。
最初はアイナメ攻撃、砕いたカキに寄ってたかってこの野郎状態です。
生餌でバンバン上げます。朝の収集で40匹くらいゲットしてましたんで、惜しみなく生餌を投入。
50超えのアイナメはやっぱ見事です。ま、大体20分で終了です。風がやんだらいなくなりましたね。

さあ、本命のカレイ釣りだ。
仕掛け投入一発目、マジで底に着いて上げたとたんに喰ってきやがった。
いきなり40超えのマコです。ドラグがギリギリです。
9時までに20枚ほど上げましたが30センチ台なんて数えるほど。

このイカダなんですが、オラの後輩らしく?丁寧にカキアゲ作業するるんですね。
無論最中に釣りなどさせません。お前は黙って作業せんかい!
丁寧と言ってもゴミはバンバン落ちますし、ウネリん時は撒き散らかるし、浅羽も浅場のイカダですから
直下に沈んだゴミがとても良いんですな。何といっても釣らせないことと、一気にカキ上げしない状態が
べりーでグッとな状態になってました。

10時半くらいまで釣れない状況にしばし仮眠。西風が出始めたころからお昼までにまた釣れる。
鉛直下の針に喰った時の鉛が跳ねる、ゼロテンションてやつですか~穂先から重量感が消える感覚。
その後にくる強烈な潜り方。巻いた分だけドラグが出ていきます。ここで焦っては針抜けや針切れますんで
親指でライン適度にを抑えながら、竿しなりで上げていきます。まるでアイナメ釣りみたいだな。
日曜のお客さんように残そうかなと思いつつ、いいか上げちゃえ~と。

を引き摺ったのか、日曜は作業船お休みなんですが、同じイカダで仕掛け投入も喰ってきやがるな~。
お客様大興奮。あれこれと買ってきた仕掛けも針外しん時に切れます、モタモタと付け替えてるんで怒鳴ってやった。
マズメ外したら居なくなっから、次の仕掛け使え!ボケ! はい~スンマセン。

1時に帰港してみれば3人でアイナメ25本、マコ60枚ほど。おいらのをクレてやったらクーラーに入り切りません。
HCで発砲買って、イオンで氷もらって、仙台まで居眠り運転しないで帰りなさい。と優しく言ってあげました。

いや、釣れます。マジで至福の広田湾です。



やっちまった2

2016-11-08 | 日記


スティーレです。これはもう、やっちまったです。
俺的に今の時点でこれ以上のリールはありません。
新型ステファーノも考慮しましたが、アレグロにステファーノだとカワハギ専門と思われますから。



とにかく軽い。メカニカルブレーキは反対側なんでハンドル操作時に触って緩むこともない。
ドラグのキリキリ音はまあ、エキサイティング とまではいかないけれども悪くはない。

炎月も非常に大好きですが、しいて言えばスタードラグにゆとりが足りない。
他に比べると直ぐ締ってしまうので、イカダでの巻取り中には気をつけなきゃなりません。
スティーレは触った感じでは大丈夫なようです。レバーの回転にゆとりもあるし、動作も軽い。



恰好も良い。漆黒の色に要所に尖鋭がありステルス爆撃機感満載だ。
ハンドル長も余裕の51センチ。SVSなんたらブレーキは未だ使ったこたあ~ないですがね。
見る感じでは重量にさほど影響しない部品点数でしょう。



さて、新型アレグロに至高のスティーレのコラボレーションで、ゑびす丸もエボリューションだ。





やっちまった

2016-11-08 | 日記


シマノ アレグロM175 2016バージョンです。
夏にアレグロ買ってから、その性能に心酔しました。
考察するに、掛り釣りにおいて最も難しいのがカワハギだと思うんです。
これは、今までの経験からですが、とにかく食い込んでこない。

カキいかだで30超えのカワハギがウロウロする時期があります。
丸セイゴの12号でカキをエサにしましたがダメ。
針が大きいだろうと8号でかましましたが、上げきれませんでした。

エサ取りばっかで、コツと感じた時にはもう逃げてますから、1本針では合わせられません。
3本針にしてどれかにコツと来た時に竿アゲないと掛かってきません。
当然、竿の性能は重視されます。特にも穂先の感度は最も重要でしょう。
来たと思ったら逃げてますから、目感度は無視ですね。
右手に伝わるアタリが頼りです。



アレグロの謳い文句はカワハギの発展応用。すごいですね~
なので穂先と同ノリはグッドです。海底で上張りに食った瞬間の鉛の跳ね、所謂ゼロテンションが感じ取れます。
ダイワやシマノの中級以下だと、そうはいかないと思われます。



アレグロの穂先はTAFTEC、新型は更にα仕様です。
穂先ガイドはXガイドなる一体成型チタンと~
穂先のしなやかさ、軽さ、目感度、手感度はおそらくAGSのメタルトップとエアガイドに匹敵すると思われます。
恐らくですが~

新旧モデルでの比較はこれからですが、浅羽での50超えるマコに対してどんな性能を見せてくれるのか
夢想してはニヤニヤする毎日となるでしょう。

いや、あと1万も出せばAGSやバイオ、がま船いけるでしょうとなるんですが、そこは我流のゑびす丸です。
皆が使わないロッドであげちゃります。