ここでは機械操作のお話。(ハード)
どっちが好きかという私的な考えのお話ですよ。
アナログ、と言うのはスイッチやツマミの操作で
動かすもの。
デジタル、と言うのはボタンやタッチパネルの事。
アナログ操作と言うのは、使いたい機能をスイッチ
やツマミで決定する。
これはその操作したスイッチやツマミの様子を見
るだけで今どういう状態になっているのかが分かる。
デジタルのまずボタン式、と言うのは、ボタンを押す
事で操作して決定する。
たとえば電話機の「5」の数字を押していくと、
「なにぬねの5」とかって順番に変わっていく。
最初から何回押したかであらかた見当がつくけれど
最終的には画面をみないと宇宙文字になっててたま
げたりする。
デジタルではこの確認画面がないと使い物にならない
のだ。
移動式携帯電話が出来たのもこのボタン式の操作が
あってこそ出来たようなもので、全部スイッチだったら
兵隊さんの使うゴツい無線機のようになってしまって、
(それらも今ではデジタル操作だけれど)実用的では
なくなってしまう。
デジタルの、タッチパネルに至ってはもう理解できない。
画面の向こうの「絵」に向かって指でちょんちょんする。
そこに「押した感覚」もないし、ちゃんと認識してくれた
のかすら常に画面とにらめっこしていないと分からない。
見ていないとどこの何に触ったかも分からない。
なによりこいつは、ポスターの写真に口づけしているみ
たいで滑稽極まりない。
何でこうなってしまったのか良くわからないけど、おそら
くニーズと言うよりもメーカーがこういうものを開発して、
「どうだすごいだろう、面白いんだぞ」と言って出したもの
が、意外にも消費者にウケてしまった・・・・みたいな感じ
かもしれない。
だって「必然性」は全くないじゃない。
スイッチからボタンにする事は、小型軽量スリム化や、
・・・・あれ他になんかあったかな? まあいいけどそう
言う様な事に貢献したかもしれない。
でもタッチパネル化は別にデザインが美しいわけでもないし、
ロックしないと持っただけで勝手に何かするし、一連の操作
がややこしくついでにめんどくさくて仕方がない。
今時アナログ操作だけでは機能に対してスイッチやツマミが
多すぎになってしまってあまり実用的ではないかもしれない
けれど、それほど多くの機能を機械に集約させようとしなけ
れば、使いやすいものだと思う。
電子レンジでもそうでしょう?
15分にするのにボタンだとピッピピッピやらないといけないけれど
ダイヤルなら15のとこにグリっと回すだけ。
昨今何もかもが小さなところに高度な機能を詰め込んでいる
わけで、これらの操作にはやっぱりスイッチとボタンの共存、
くらいがいいかもしれない。
何もかも「お触り操作」と言うのは行き過ぎたおせっかい、かも
しれませんね。
今こうやっているパソコンのキーボードがすべてタッチパネルに
なってしまったらどうしよう。
でも近い将来ホントにアニメマンガのように空中に浮いている
透明な機械にピポパポやるアレみたいになるのかもしれません
ね。
こわ~い!