どこか遠い遠いところで独りで静かに暮らしたい。
独りなのはもう今そうだからどこか遠い誰も知らないところで静か
に暮らしたい。
名古屋でも私の住むところは静かな方だけれどもっともっと何もな
いところで静かに誰にも干渉されることなく暮らしたい。
何もかもがもう嫌になった。
お金さえあれば叶う事なのに肝心のそのお金がないから出来ない。
北陸か東北の雪の静かに降るところがいい。
雪の晩は静かだ。
屋根の雪下ろしも今は勝手にどさっと落ちてくれるからしなくてい
い。
冬はしんしんと雪が降り夏はカラッとしていて涼しい。
北の方へ行きたい。
仕事はしない。
何なら車を捨てて生活保護でも生きてゆける。
情報はそんなに必要はない、ネットかラジオがあれば間に合って
しまう。
畑でも作って自給自足の生活でも仕事するよりは我慢できる。
どこか田舎の一軒家を買い取ってそこでのんびり暮らしたい。
山奥の車がないと生活できないようなところでいい。
週一回、山から下りて街へ買い出しに出るのだ。
とにかく人と干渉したくない。
独りぼっちの生活に慣れてしまったからかも知れないけれど最近強
くそう思うのだ。