鬼の居ぬ間に洗濯、ではないが寝るべしと思ってイヤホンして寝て
いたらその音楽をも劈く雷鳴で起きた。
おうおう、待望のゲリラ豪雨が梅雨明けからやっと我が家のところ
にも来てくれたか、嬉しいな。
・・と思って雨雲レーダーを見ると、ちょっとだけで終わってしま
いそうである。
むーん、最低でも小一時間はドンガラやって欲しい。
何しろ雷鳴と言うか、雷が大好きなわたしなので、もっとドンガラ
やって欲しいのだ。
と書いているうちにももう少しづつゲリラ豪雨を降らす入道雲は移
動しているようで、だんだん遠くなってきてしまった。
雨はザンザン振りではなく普通の雨で特にどうということもない。
わたしはなぜか昔から雨も好きだが雷が大好きで、よく雷が鳴り出
すと(ゲリラ豪雨なんて言葉も現象もなくただ長時間の雷雨がよく
あった)素早くダイエーとかアピタとかの屋上駐車場へ車を走らせ
止むまでずっと眺めているのが好きだった。
今はそんな事しているうちに行ってしまうのでやらなくなったが、
そのかわり家の一本裏に5階建ての市営住宅と、歩いて3分のとこ
ろの公園の野球施設にナイター用の高い照明塔が立っているのでそ
こに落ちるとまあ爽快というか近所の落雷の「ドーーンゴロゴロ」
もいいけれど至近に落ちた時のあの目前でフラッシュを炊かれたの
と同時に「スパーン!」と大音響で落雷してくれるともうわくわく
してたまんなくなる。
まあ、異常なのか趣味なのか分からないけれど子供の頃からだから
趣味趣向の内なのだろう。
昔飼っていた猫は雷が怖くしっぽをキツネのようにして飛び上がっ
て逃げ回っていたが、今飼っているハナちゃんは「我関せず」であ
り一緒に「鳴ってんね~」と言う顔をして外を眺めるのだ。
1時間ほど前に雨雲アラームと落雷アラームが「守山区に近づいて
います」と表示されていたが、いつも来やしないので、と言うか守
山区は広くて西と東ではまるで違うので当てにならないから気にも
していなかったけれど、今回は来たね、梅雨明け以来のまともな雨
だな。
とは言え実はもうこの時点でとっくに雨も上がり雷雲も行ってしま
って「糸冬了」なのだが、つまんなくなったからまた寝る。
ここでちょっと豆をまいておくか。
海山なんかで自分に落雷があるかもしれないようなところに居て雲
行きが怪しくなってきたら、AMラジオをつけよう。
ラジコやFMじゃダメだよ、AMラジオ。
落雷が発生しだすとAMラジオに落雷と同時にバリッとかガリッと
か音が入りだす。
落雷は放電現象だからAMラジオにノイズとして入るのだ。
これが小さくカリカリ言っているうちはまだ遠いが雷鳴が聞こえ出
したりガガっと入るようになったら危険だから、なるべく自分より
高いもののあるところか低いところ、車の中などに避難するように。
木の下は安全だの危険だのというけれど、木にもたれかかっていた
らその木に落雷した場合危険なので、木を見ててっぺんから45度
以内のなるべく木の幹から離れたところにいるように。
ちなみに金属は関係ない。
ただし金属でなくとも河原でカーボンファイバーの竿を立てている
とあれは導電性なのと広いところで唯一高いところなので落ちるか
ら竿は倒して逃げる事。
河原や砂浜(海上で頭が出ているのも)では人間が立っているので
さえ「地面より高いところ」になるので落雷の危険性があるから身
を低くして逃げる事、テントやタープの柱にも落ちるから離れるの
は当然。
河原でバーベキューなんてことしていて雲行きが怪しくなって来た
ら車の中が一番安全。
車は落雷しても中の人間は大丈夫なのでまずはヤバそうなら車に避
難がいいと思う。
河原にとどまると落雷もそうだが上流で大雨があったりして鉄砲水
を食らう事もあるのでまず逃げる事だ。
単純言えばアーク溶接と一緒で、プラスの電気の雷はマイナスのと
言うかアースの地上の、距離が近いところに、より放電(落雷)し
やすいので出来るだけ低いところに居るのが安全ということ。
山で尾根を歩いて居たら自分が一番高いので当然ヒットするという
こと。
河原や浜辺で周りにたいして高い物がなければ自分にヒットすると
いうこと。
そういう事ちょっと考えたら分かると思うので、行楽の際には是非
安物でいいのでAMラジオを一個持参しておくのをお勧めする。
雲行きが怪しくなったらスイッチ入れておけばおおよそ分かる。
簡単な距離の計測として、ピカッと光ってからドーンというまで、
光ったら普通に「いち・にい・さん・・・」と数えて「さん」で約
1キロ先(とっくに危険ゾーンの真っ只中)だと覚えておくと、お
およその距離が分かる。
本日の種:ニコンクールピクスS80