ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

「技術の粋」は意外なところにあった

2019-08-31 06:09:00 | ブログ

私はデジタル写真の場合(コンデジ遊びは除く)基本的に35mm
フルフォーマットでニコンがデフォルト。
元々はと言えばフィルム時代にニコンのレンズに惚れ込んだからだ。

で、APS-Cサイズではフジのミラーレスで各種統一している。
でもたまにはそれこそペンタックスとかニコンとか、他も使う。
自動巻上げ登場以前のペンタックスはまさに(まあ今でも小さい方
だが)小さく扱いやすく、レンズもニコンとは逆方向だがよかった
から使ったな、もちろんフィルムカメラだ。

好きな順で言えばフィルムの頃ならニコン・ペンタックス・ミノル
タの順(ライカ除く)か。
デジタルならニコン・フジ・リコー・ペンタックスくらいの順位だ
ろうか。

まあそれはさておき、この前DX機、APS-CフォーマットのD
3400を買ったと書いた。
これの説明書の感度のところ、「ISO100-25600」とし
か書いてないのだ。

普通標準出力感度100-6400・拡張25600とかあるのだ
がそれがない。
何で? 25600が標準出力感度域なの? と思うじゃない。
実はそれに近いんだなこれがまた、ビックリだ。

さすがにISO25600は緊急用と言う感じだが12800はも
う「使える」のだ。
そりゃツルテカの写真でなければダメだと言う柔軟性のない人には
ダメだろうけれど、そうだなぁ、Dfの12800と変わらないく
らいと言うか、フィルムで撮って来た人間なら十分許容範囲と言う
かカラーの400を増感して800にしたくらいと思えば何のこと
ない。

今時「グレインエフェクト」なんつってわざわざ画像をザラザラに
する機能ま出てているんだから御の字だ。
トップの時計の画像はISO12800だが、確かにノイズも乗っ
ているしシャドーは少し崩れ気味だがそんなに目くじら立てるほど
文句あるだろうか?

これがモノクロだったらもう完全に「OK」の判を押してやるレベ
ルだ。
この、ボディが三万円くらいで買えるカーボンモノコックの小さな
軽いカメラ、バカにできない性能なのだ。
ペンタプリズムでなくってペンタミラーでも「言われなければわか
らないレベル」であるし、シャッターもそのボディのお陰で大きな
音がするけれど、ISO12800が「使える」し、小さいし軽い
し、操作は分かりやすいし、これに防水シーリングが施されたら結
構怖いカメラになるな「ナナハンキラーのニーハン」みたいにな。

一眼レフ入門用と言う位置づけではあるのかもしれないけれど、お
陰で簡単だし(超多機能でも撮影中そんなにチョコチョコ触る物で
はない)必要なことは十分揃っているので、と言うかD610でも
そうだけれど、一々メニューや何かから入らなくても操作できる部
分があったりするからよく使うところは表に出ているので簡単だ、
と言うわけだ。

それで「安い・軽い・小さい」プラス「よく写る」だから、意外と
高度な技術と言うのはこういう所にあるのかもしれない。
もちろんそれは高級機からのフィードバックであったりすることも
あるのであろうけれど、それが「人にバカにされるようなカメラ」
で「負けない」んだから立派である。

小物が大物を食う場面もあるというわけだ。
ついでにこのD3400,諧調表現でもフルサイズにはまあ負ける
けれど、APS-Cではかなり頑張っている方だというか、設定次
第だが意外と行けるのも奥深い。

昨日だか書いたけれど「ニコンは実際より控えめにものを言う」と
言うのはこういうことなのだ。
ガッツリ撮らなきゃいけないときは仕方がないけれど、そうでない
時にはなるべく「ショボく見える」スタイルの方が好き(本当にシ
ョボいのは困るが)なので、そこいらのスナップにフル装備のカメ
ラ提げてる人の横でこういうカメラでカチャーンとか言いながら撮
ってスタスタ行ってしまうと言うのは痛快だ。

カメラなんて、フィルムの頃はシャッターさえ切れればボディなん
かなんでも同じだったけれど、デジタルではそうは行かない、けれ
どこういうカメラもあるので面白いといえば面白い。
ニッコールクラブ会報なんかで見開きでダーンと載っている一等賞
の写真のデータ見たらD3300と18-300ズームだったなん
てよくあることだ。

本当に使えないものはゴミでしかないけれど、使えるものは「物は
使いよう」と言う言葉がある通り、最終的には「腕」なんだよね。

@ とりあえずペンタックスは「誇大広告」やめいや


本日の種:ニコンD3400/リコーWG6

コメント
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