私は未だにフィルム撮影が大半です。
デジタルになってよいなと思ったところは、一本
撮りきらなくともカラーチェンジが可能な事、一
枚のCFなりSDカードで数千枚撮れること。
それから一番大きいのは高感度撮影がいとも簡単
に出来てしまう事。
なのでフィルムを詰めて撮影に出てももう「増感
」なんてことをしなくていいことだ。
フィルムで撮っていて日が暮れたら「ハイ、デジ
タル」と言う風に使い分ける事で今まで難しかっ
た夜のスナップも簡単に出来るようになった。
息を詰めて1/8秒を切る事もないのである。
だがしかしデジタルはまだまだハイキーで、クロ
からシロまでを滑らかに撮ることができない。
それをやろうとしたらやけにネムい絵が出来上が
るのだ。
リバーサルフィルムよりも繊細なそれは頭を悩ま
せ禿げさせる。
尤も高感度に強いと言ってもISO1600相当
まであれば何とかなってしまうのでけれども。
私はまだまだトライーXパンがあれば生きていけ
るけれどカラーの人達はフィルム選びに困るだろ
うと思っていたら大間違いでまだまだカラーフィ
ルムの種類は選ぶほどある。
「フィルムカメラはお金がかかる」と言う人がい
るが、デジタルのそれ相応のカメラとパソコン、
プリンターにインキペーパー代を知らず知らずに
出しているだけでフィルムの現像なぞカラーなら
700円だし、引き伸ばし機だって壊れるような
物でもないので、自家現像で薬品代が要る位で、
そんなにお金はかからないのだ。
それにフィルムカメラは中古屋で捨て値同然で売
られているので安いボディを買ってよいレンズに
お金を回せる。
私の場合は本格的にいくときはライカM4かミノル
タCLEとフジのX100、一眼レフのときはもっ
と簡単ニコンF6とD3Sの組み合わせが多い。
一眼レフの場合はレンズもバッテリーも共用できる
から暗くなったらボディを付け替えるだけのことだ。
X-100はワイコンを付けて28mmとしている
ので少し嵩張るので最近じわじわと面白くなってき
たX-E2と置き換わりかも知れない。
わが家の冷蔵庫はまだまだフィルムの箱だらけなの
である。