稲刈りも始まり、新米も登場しはじめ、
稲穂が刈り取られていく田がふえていくこの季節は風も冷たく
なりましたが、今年はこの時期でも日中暖かく
過ごしやすい日が続いております。
昨年は初雪が降っていたそうなのですが
そんなこともすっかり忘れているほど、今年は暖かいです。
秋となり、たきかわ産のりんごやたまねぎで
「ジンギスカンのたれ」をつくれる季節となりましたので
今回は、滝川の名物 『ジンギスカン』をご紹介します。
北海道の郷土料理のひとつ 『ジンギスカン』には、
「たれ」につけこんだ 「味付けジンギスカン」と、
薄くスライスした肉を焼いた後に「たれ」をつけて食べる
「後だれジンギスカン」の2派があり、
ここ滝川は、「味付けジンギスカン」で有名な地です。
兜のような形をした、中心が盛り上がっていて、狭いスペースでも
焼く面積が大きいジンギスカン鍋を使用し、たれに漬け込んだ羊肉を
野菜とともに焼くことで 上手に鍋を焦がさないように食し、
鍋のふちにたまったたれに、道産小麦でつくられた
太めのうどんや拍子切りにした餅をいれ、
野菜の旨味も加わり、ほどよく薄味になったたれをふくませて
味付けされたところを食べるのが、滝川流のジンギスカンの
食べ方です。
ジンギスカンの発生の地について 諸説ありますが、
ジンギスカンを食する際、ここ滝川で必ずいれる野菜が「もやし」と
「たまねぎ」。そして、うどんやもちを入れる。
そして羊肉特有のくさみを にんにくを使わずにとる。
この食べ方の発祥の地が、おそらく ここ滝川だと思います。
今日は、JAたきかわ野菜直売所に滝川産のりんごとたまねぎを
買いに行った後、今回はいつもと違って、都会的な大人向けの
ジンギスカンをつくってみようと 浦臼の鶴沼ワイナリーに
レンベルガーを買いに行き、玉ねぎ、りんご、砂糖(てんさい糖など)、しょうゆ、みりんの他 ワインその他隠し味で
「味付けジンギスカンのたれ」を作ることにしました。
北海道のみで生産されている「てんさい(砂糖大根・ビート)」
からつくられている「てんさい糖」は、自然でやさしい甘さをもつ
お砂糖なので、ジンギスカンをつくるときには欠かせません。
滝川には、道内外でも有名な「松尾ジンギスカン」本店があり
現在、東京にもお店を出店しているので
滝川流のジンギスカンを気軽にお召し上がりいただけます。
ちなみに私のつくるジンギスカンは、松尾ジンギスカンとも違う味なのですが、たれのレシピは非公開です。
※ここ滝川で必ずいれる野菜が「もやし」だけでなく、「たまねぎ」を書き忘れたので、書き加えました。(2010.10.5)