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いつも思う

2006-03-01 08:45:50 | Weblog
今日の花「ハハコグサ」。 花言葉 「無言の愛・いつも思う


キク科。越年草。

秋に発芽し、地面に張りついた状態で冬を越し(ロゼット)、
春に草丈をのばして、開花するというサイクル。

日本全土に、ごくふつうに見られる雑草で、
朝鮮半島や中国・東南アジアなどにも分布しています。


開花時の草丈は、15~40センチほどです。


花期は、4~6月にかけて。

黄色い、特徴ある形の小花を咲かせます。

花びらが見えないので、
つぼみのようですね。



名前の由来はいくつかあって、


その1 葉や茎が白い綿毛に覆われている姿を、
    母親が子を包みこむ様子にたとえた

その2 白い毛に覆われている葉を「乳児の舌」にみたてた

その3 茎も葉が綿毛におおわれている姿を、
    「ほうけた」ような状態に見たてた「ホウコグサ」が、
    ハハコグサになった

その4 かつては「草もち」の材料としてポピュラーで、
    「葉っこ草」と呼ばれており、
    それが「ハハコグサ」になった


・・・などなど。


とっても身近な草なので、諸説あるようです。

白いうぶ毛も、名づけの大きな要因でしょう。


「父子草」という植物もあります。
(もうちょっと細くてゴツゴツした感じ)


さて、「草もち
」に関してなんですが、
現在は「ヨモギ」というイメージが強いですよね。

ところが、意外なことに、

「ヨモギ」が草もちの材料として主流になったのは、
どうやら明治時代以降らしいのです。

それまでは、この「ハハコグサ」を、
草もちに使っていたんですね。

ヨモギの方が緑が鮮やかなので、次第に人気となっていったようです。


ハハコグサの草もちは、

ハハコグサの若芽を、塩を入れた熱湯でゆで、
水にさらして軽くアクを抜き、細かく刻みます。

そして、米の粉に混ぜてよく練り混ぜる(つく)と、完成。


若芽を、天ぷらにしても食べられます。

また、せき止めや、気管支の炎症を抑える漢方薬としても使われます。
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