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きっといいことが

2006-03-24 06:23:19 | Weblog
初恋・きっといいことが
今日の花「カタクリ」。 花言葉『初恋
 


ユリ科。多年草。

日本原産。
落葉樹林の下草として群生することが多いようです。

かなり近い種類は、北半球に20種ほど分布しており、

日本とヨーロッパに数種、
そして「北アメリカ」に結構な数がみられるとのこと。



高さは、10~20センチ。

花期は、4~6月にかけて。
長さ4~5センチの花びらを、上に反り返らせて咲かせます。

シクラメンに似た咲き方です。


花色は、紅紫色。
外国種には、白色・黄色ものもあるようです。

カリフォルニア州原産のものは、
園芸店などで「黄花カタクリ」として売られています。


名前の由来は、
古名「カタカゴ」が「カタクリ」となったという説があり、

「傾籠」
「堅香子」(「大伴家持」は、万葉集にこの字で一首)
もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」(巻18)
に詠まれている 堅香子
などの字を当てるようですが、

花の様子をかたむいた籠に見立てたり、
鱗茎を香り高いものとして珍重したりしたのかなぁ、

なんてことを想像させてくれます。


「真正片栗粉」は、ほんのわずかしか産出されません。
スーパーで売ってるのは、ジャガイモのデンプンです。

貴重な「真正もの」は、
東北地方などで「片栗落雁」や「薬用」に用いられるそうです。


栄養分に富み、

すり傷、腫れ物、湿疹に塗ったり、

粉を溶いたものは、
高齢者や子どもの滋養強壮、
下痢など腸が弱っているときの栄養補給に用いられていました。

葉も、山菜として食べられます。

・・・とにかく、「貴重な味」。

休眠期間が長く、
花の時期を含めて、地上に姿を見せるのは、
一年のうち、2~3カ月だけ。

早春の林間の草花に多い生態ですが
(バックナンバー「セツブンソウ」をご参照ください)、


こういった生態の植物のことを、西洋では、
「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」、
「エフェメラルプラント(短命植物)」と呼んでいるんですね。

(エフェメルは、「かげろう」のこと)


熱烈なファンも多く、群生地も大人気。


関連サイト「花言葉事典」の、

「関東近県お花見情報」にも、
名所情報をアップしてありますので、

ぜひ、ご参考になさってみてくださいね。

http://www.hanakotoba.name/hanami/2006/03/post_1.html

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