翁草
今日の花「オキナグサ」 花言葉『何も求めない」
キンポウゲ科。多年草。
本州、四国、九州に自生するほか、
朝鮮半島・中国にかけて分布しています。
花期は、4~5月にかけて。
暗紫色の花を、下向きに咲かせます。
高さは、花の時期は10~15センチほどですが、
その後30~40センチに伸びて、
種を遠くへ飛ばそうとします。
タンポポと同じですね。
種一粒の大きさは3ミリほどで、
一つ一つから、5センチ前後の長い毛を生やします。
地域によってさまざまな「別名」があるようで、
「オバガシラ(姥頭?)」
「オジノヒゲ(おじいさんの髭)」
「カワラノオバサン(河原のおばさん)」
「ユーレイバナ(幽霊花)」・・・・などなど。
どの名前も、特色ある実の様を形容したもの。
それだけ、よく目につく、
身近な愛すべき存在だったのでしょうね。
しかし、「自生している」個体の数はどんどん
減っており、
現在ではとうとう、
「環境省指定 絶滅危惧種(レッドデータブック掲載種)」
・・・となってしまっています。
減少の大きな要因として、開発などはもちろん、
他の多くの貴重な山野草と同様、
「園芸目的の採集」があげられるとこのと。
自生している個体を、
人が採集していってしまうのですね。
これは、本当に改めなければいけないことでしょう