goo

アネモネ

2006-03-10 07:47:10 | Weblog

君を愛す

アネモネ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の花「アネモネ」。花言葉「はかない恋


キンポウゲ科。球根植物。

原産地は、南ヨーロッパ・地中海沿岸。

パレスチナ地方に自生していたので、

新約聖書に出てくる「野の百合」は、
この花を指すという説もあります。

日本には、明治の始めに渡来したとされます。


花期は、3~5月にかけて。

一般的な品種はいくつかありますが、
総じて、花の大きさは4~10センチほど。


花色は豊富で、赤・ピンク・青・紫・白など。

中心部分に「ジャノメ模様」が入った感じが特徴的なのは、
「アネモネ・コロナリア種」です。

一重咲き・八重咲きともに栽培されます。

草丈は、20~40センチ。
10センチ前後の、
かわいらしい種(アネモネ・ブランダ種)も。



この花には、こんな悲しい伝説があります。


〈その1〉
西風の神「ゼフュロス」は、
妻である花の神「フローラ」の侍女・アネモネを愛してしまいました。

フローラはこれに嫉妬し、アネモネを追放しましたが、
ゼフュロスはアネモネを追いかけ続けます。
(風ですもの、どこまでも~)

とうとうフローラはアネモネを花に変えてしまいました。

春風がアネモネを優しくなでるのは、
ゼフュロスが今でもアネモネのことを愛しているから、とも・・・。


〈その2〉
美の女神「アフロディテ(ビーナス)」は、
美少年「アドニス」を熱烈に愛していましたが、
アドニスは、イノシシに襲われて命を落としてしまいます。

彼の亡骸を見て、悲しむアフロディテが流した涙が、
アネモネの花になったとされます。

実は、このイノシシは、
アドニスに嫉妬した、
アフロディテの愛人の軍神が変身した姿だったのです・・・。



いずれにしても「悲恋」のお話ですね。
「惚れたはれた」は、ほんとに神代の昔から~。


「はかない恋」という花言葉は、
これらの伝説から生まれたもの。


また、恋の苦しみ」といったものもあって、
恋の切なさ、苦しさにため息をついている方、

この花と、分かち合ってみてはいかがでしょう。

美しさで、いやしてくれますよ、きっと・

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )