こぶしの花
今日の花「コブシ」。 花言葉『友情」
モクレン科。落葉高木。
日本が原産地とされ、山野に自生。
そのほか、韓国の済州島にも分布しているようです。
花期は、3~5月にかけて。
芳香のある、6弁の白い花を枝一杯に咲かせます。
花の直径は、6~10センチ。
モクレンに比べると、
大きく開いて、花の下に必ず小さな葉がつく点で
見分けられます。
高さは、5~18メートルほど。
「タウチザクラ(田打ち桜)」という別名がありますが、
かつてはこの花の開花が、
田植えなど、農作業の目安とされたことからきている
ようです。
葉に先がけて開く純白の花は、
里山ではとても目立ったのでしょうね。
また、つぼみを乾燥させたものは、
「蓄膿症(ちくのうしょう)」や 頭痛に効果がある漢方薬
とされます。
「コブシ」の由来は、
その1
開花する直前のつぼみを、子供のにぎりこぶしに見立てた
その2
ゴツゴツした独特の形の実を、「こぶし」に見立てた
・・・・と、諸説あります。
どっちも「そうかもね」と思わせる形、ではあります。
実は、ちょっとグロテスク!? 「虫こぶ」のよう・・・。
熟すと、赤紫色になります。
「友情」という花言葉がついたのは、
この花のたたずまいが、
ふるさとの友だちに思わず会いたくなるような郷愁を、
かきたててくれるからでしょうか。