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遊優自適

2006-03-28 09:35:58 | Weblog
今日の花「ソメイヨシノ」。 花言葉『優れた美人
 題字「遊華 仙境」
 


バラ科。落葉高木。

サクラ属は、日本全土に多くの自生種があります。

「ヤマザクラ群」
「エドヒガン(江戸彼岸)群」
「ミヤマザクラ群」
「カンヒザクラ(寒緋桜)群」

・・・などなど。


「染井吉野」は、自生種ではなく、

エドヒガンとオオシマザクラの雑種とされていますが、
人為作出なのか、自然に生まれたのかは、はっきりして
いないようです。


江戸・染井(現在の豊島区)の植木屋が、かけ合わせて
作ったとも、

自然に交配したものを、
染井の植木屋が接ぎ木で増やして、
「吉野桜」の名前で売り出した・・・とも。


「染井吉野」という名前になるのは、明治33年のことです。

実や種は作れず、つぎ木で増やすのが基本ですが、

条件が良いと、
根を横にはわせて、あたらしい株を横に作ったりもします。



花期は・・・「サクラ前線」で毎日報道されますが、
関東では3月下旬~4月上旬にかけて。

日本列島をおよそ2ヶ月かけて、北上していくようですね。

高さは、8メートルほど。

葉に先立って、花を房咲きさせるので、
とても見ばえするサクラとして広く愛されています。


ソメイヨシノの木は比較的「短命」とされ、
「人間の一生」にもたとえられているようです。


その心は・・・

植えてから15年ほどで花つきが良くなり、
樹齢20~40年の間が最盛期とされ、

50年を過ぎると花つきも減って、衰えが目立ってくるとのこと。

(・・・この場ではとりあえず^^;
 「人間50歳からが本番よっ」そう・・・なんです・・が・・・)


「半世紀前の「花見の名所」のサクラが瀕死の状態」
といったニュースはよく目にします。

(東京都小金井市の「小金井桜」など)


一説によると、

人間が近くで「どんちゃん騒ぐこと」が、
木にとってストレスになっているともされ、

ソメイヨシノは常に人間のそばにあるために、
余計痛みが目立つのかもしれません。

そもそも根元を踏み固められることが、木によくありませんし。


適切な手入れをすれば、樹勢を保つことができますので、

ソメイヨシノは、「園芸種」のサクラとして、
きちんと管理をする必要があることは確かなようです。

「お花見」も、
感謝の心をもって、木を慈しんであげたいものです。


「優れた美人」・・・
これ以上はない、という感じの花言葉です
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