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桃の花・恋のとりこ

2006-03-03 06:20:27 | Weblog
 
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作成日付 2006/3/3(金) 午前 6:13  |  書庫 無題  |  カテゴリ 練習用

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さて、今日の花「モモ」。 花言葉「恋のとりこ」 


バラ科。落葉小高木。

中国が原産地。
日本への渡来は古く、弥生時代の遺跡から種が発掘されたほど。
「古事記」にも登場しています。


もともとは、花の観賞と薬用に用いられることが多く、

「果物」としては、
甘くておいしい「水蜜桃」が輸入されてきた、明治時代以降に
一般的になっていったようです。

「嗜好品」「果物」としての歴史は、意外と浅いんですね。


高さは、3~5メートル。
枝が枝垂れるタイプ(しだれ桃)もあります。

花期は、3~4月にかけて。

花色は、ピンクの濃淡、白、紅、しぼりなど。


品種改良の結果、

花の咲き方は、本来の一重の5弁花のほかに、
八重咲き・菊咲きといったものが作り出され、

花色も、豊富になりました。

八重咲き種は「ハナモモ」と呼ばれることが多いようですね。

花を観賞する「ハナモモ」と、
食用にする「食用桃」に大きく分けられます。

現在の食用品種は、
明治のはじめに、欧米や中国から導入した品種を改良して

つくられたもの。


「桃太郎伝説」で有名な、
岡山県でたくさんの品種がつくられたようです。


種は「桃仁(とうにん)」と呼ばれ、
婦人病一般に効果のある、漢方薬とされます。


また、花や葉が便秘やあせもなどの改善に用いられています。

夏の「土用」には、
桃の葉を入れたお風呂に入浴する習慣があったようで、

「あせも」や「湿疹・かぶれ」などへの効果があることから。

今では「土用」といえば、
「うなぎ」一辺倒ですが、こちらも生活の知恵。


中国でも、

邪気を払う力のある果物」
「特別な果物」として重んじられているようですね。

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