goo

紫の高貴な色

2006-03-16 07:36:57 | Weblog
 

高貴ー紫の花

高貴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   
  今日の花「ハナズオウ」。 花言葉「高貴


マメ科。落葉低木。  

中国が原産地。

日本には、江戸時代の初めに渡来したとされます。

高さは、ふつう2~4メートルほどで、
庭木にちょうどよい大きさですが、

原産地・中国の自生木は、15メートルにもなるとのこと。


花期は、4~5月にかけて。
赤紫、または白のの蝶型の花は、大きさ2センチほどです。

名前は、赤紫の花の色が、
「スオウ」という木からとれる染料で染まる色に
似ていることからつけられました。

花の後、夏から秋にかけて、
長さ5センチほどの、「絹さや」っぽい実をたくさんつけます。

木や葉の姿を見ると、「マメ科」という感じがしませんが、
花と実で、「ああやっぱりおマメ」と納得がいきます。


西洋にも、原産の「西洋腫」があって、「ユダ・ツリー」と呼ばれ、
キリストを裏切った「ユダの木」とされているんですね。

ユダがこの木で首を吊ったとされており、
「縁起でもないっ!」と、植栽を嫌がるところもあります。

伝説によると、
「裏切り者が首をつったことを恥じて、
 白かった花が赤くなった」とされています。

そのせいか、西洋文化圏での花言葉は、
不信仰」「裏切り」「疑惑」などなど、

ネガティブオンパレード。

・・・いやはや、とことん「ユダ」に対するイメージは悪いのですね。
(宗教の歴史的にいろいろ理由がありますが)

しかし、これはあくまで西洋(キリスト教圏)において。


東洋は東洋ならではの、
この花のイメージにふさわしい花言葉があってしかるべきだ、と、

捜しましたよ、
で、ご紹介が「高貴」と相なりました。

紫は「位の高い色」。
(聖徳太子制定「冠位十二階」では、最高位の人がかぶる冠の色)

ネガティブにならずに、
春の日差しと一緒に、
美しい「赤紫の木」を、たのしみましょう。 

 

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )