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李ーソルダム

2006-03-29 06:55:46 | Weblog
ソルダムー李
 今日の花「スモモ」。 花言葉「忠実
  題字「酔桃宴」

 

バラ科。落葉小高木。

原産地は中国。
日本への渡来は古く、古事記や万葉集にも登場します。


花期は、4月で、サクラとほぼ同時期。
直径2センチほどの、白い5弁花を咲かせます。

その後、6~8月にかけて実をつけます。

樹高は、6~10メートルほど。


名前の由来は、

桃に似ている実が、桃より酸味が強いことから
「酸っぱい桃 =『酸桃(すもも)』となった」

桃の表面にある「うぶ毛」のない桃、
裸の桃 =『素桃(すもも)』となった」

・・・などの説があります。

現在日本で食用として栽培されているのは、
西洋種を中心にして改良されたものが主流。

甘みも強くなっています。

「ソルダム」「大石早生スモモ」などがよく
みかけられるようです。



なんといっても、中国の故事成語、
李下の冠
「李下に冠を正さず」がおなじみ。


スモモの木の下で、手をあげて頭の冠を整えたり
していれば、
スモモの実を盗もうとしていると疑われてしまうので、

疑わしいことは初めからすべきではない・・・

人から疑いをかけられるような行為は慎むべし

という意味。

スモモの実は、盗まれるほど好まれていた、
とも考えられる故事成語です。


中国においては、

親戚の「桃」も、縁起のよい果物とされているようですし。
(「桃まんじゅう」とか「桃源郷」とか)

スモモもモモも、とっても大切にされていたのですね。


「忠実」という花言葉は、「李下の冠」が言わんと
することを、
端的にあらわしているのでしょう
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