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『お釈迦さま誕生の第七歩』  化城諭品第七その12

2015年04月07日 21時51分24秒 | 生活・経済
お釈迦様は誕生すると否やすぐにもその場で自分自身の足で七歩、歩かれたという伝説があることを私の菩提寺の住職さんからつい先日お聞きした所です。
そして、実はその七歩には重要な意味があるそうで、七歩とは六道世界を一歩超えた次の歩数だったそうなのです。
 
この六道世界のことは、もうすでにご存じでしょうが、「地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天上」の六つの私の居る衆生世界のことでしたね。
 
住職さんのお話では、一番最初の「地獄界」では自身持つの欲望のすべてを何一つも自分で試すことができないそうで、つまり苦しみから逃れたいという願望すら何も試すことができない所であるらしいです。
 
そして、「餓鬼界」では、何かものを食いたいと思ってひょいと食べ物を口に入れようとすると急にヒュッとその食べ物が消えてしまい、何度同じく試みてもその都度また消えて行ってしまって、ほとんど食べることができない不思議な現象に包まれているのだそうです。
 
次に「畜生界」では、理想を思い描いたり希望を抱くことが何故かできず、そういう想像をするとすぐにも急にフウと自然に消えてしまい、何を考えたかすらその都度忘れて思い出せないでいるそうです。
 
そして次の阿修羅界とは、あらゆる事柄に怒りや不満が終始終わず、他へ当たり散らすことで日常の快楽に変換して紛らわすしか生き方ないそうです。
 
次の人間界はもちろん私たちの世界ですが、いわゆる苦しみに終わりのない世界であって、人間界より下の上記の世界のすべてをすでに知っているのだそうです
が、常日頃、終わらない苦しみから逃れたい気持ちから生ずるさまざまな欲望により、苦るしみと欲望が悪循環を起こして、永遠に繰り返している世界なのだそうです。
 
そして、六道の最終の天上界ですが、ここは神の住む世界であって物凄く時間が経つの何故か遅いのだそうで、ここではどんな欲望の願い事もすべてがすぐに適ってしまう便利で不思議な世界であるらしく、あまりにも思い付くすべての願いが適いすぎて、何の喜びも生じず、生きがいをなかなか感じられないという所なのだそうです。
 
つまり、お釈迦さまは以上の六道をすっかり卒業してから誕生し、次の第七歩目を歩き出したのでした。
第七歩目とは、天上界の次の声聞界に当たります。
 
お釈迦さまはこの声聞界の弟子たちを生涯抱えて、成道を自ら達成されたのでした。
 
明日(4月8日)はお釈迦さまの誕生日です。もう今年で何歳になられたのでしょう?
  
 
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4月6日(月)のつぶやき

2015年04月07日 02時17分28秒 | 生活・経済

【6日】のDM説法  受記品第六その12
 
『体は滅んでも、魂は残る』
 
釈迦如來を引き継ぐ別な如來はすぐには現れないという意味をここではしっかりと伝えられているのかもしれませんね。
jouan167.jimdo.com/2015/04/06/%E7… pic.twitter.com/pMJ7dibgyW