世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

薔薇色のひなげし

2025-03-19 02:06:18 | 花と天使・第2巻

得意のひなげしを描いて、薔薇色に塗りました。

原画はもっときれいな色なんですが、スキャナがぼろなので、何かかすんで見えます。

かなりかわいく描けたと思います。





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2025-03-18 02:18:16 | 詩集・こどもたちへ

人はなぜ
悪いことをするのだろう

暗黒のエゴを
満足させるために
あまりにも
いやなことをする

巧妙な知恵を回し
いかにも
善人であるかのような
ふりをして
人を食い
世間を乱す

ネズミの性欲のような
原始の闇に
自分を埋め込み
巨大な恐怖に支配されて
あらゆるものを
破壊する

何もかもは
弱く小さな自分を
ごまかすためにやるのだ

自分の存在が
傷のように痛み
他者が自分ではないというだけで
憎くなり
すべてを滅ぼそうと
愚かな暴虐を始めるのだ




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愚者の叫び

2025-03-17 03:02:53 | 詩集・こどもたちへ

馬鹿なことをした
馬鹿なことをした
あまりにも苦しい
苦しい
苦しい

自分の罪から
逃げることなんてできない
でも逃げたい
こんな自分はいやだ
こんな自分はいやだ

月を饅頭にして
食おうとしたなんて

いやらしいことを
しすぎた
汚いことを
しすぎた

アレルギーを起こすほど
自分がつらい

誰か助けて
おれからおれを
とってくれ





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予言

2025-03-16 03:17:27 | 詩集・こどもたちへ

枯れてゆく
心臓の花を
背中に隠しながら
わたしは
不穏な予言をする

愛のない言葉を
蛙を吐くように
まき散らしながら
わたしはどんどん
世間を汚してゆく

ああこのままでは
あほうになるぞ
汚い嘘にまみれて
無知の闇に溺れる
みじめな猿になるぞ

他人の心臓を
いくつも食いながら
わたしは
乾いていくわたしの花に
血を飲ます
いくたびもいくたびも
血を飲ます





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ウラアカセキレイシジミ

2025-03-15 10:05:08 | 蝶を読む

馬鹿をやるものには
怒るぞ

いやらしい根性を
たたきつぶすぞ

逃げることはできない
その自分を
正しく立て
すべてのために
すばらしいことを
やりなさい

それをやらずに
逃げるものには
鉄槌を落とすぞ





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天使の卵

2025-03-13 03:06:58 | 詩集・こどもたちへ

愛が
固まってしまった
煮え湯の中の
卵のように

生まれるはずだった
鳥は
真珠を焼いた
炭のような
暗い夢の向こうに
消えてしまった

馬鹿なことを
するんじゃなかった
天使の卵を盗んで
真夜中の密室で
食べることなど

固まった愛は
砂のように
ばらばらに崩れて
夕暮れの光の中に
散らばっていく

もう二度と
元には戻らない




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薔薇色のチューリップ

2025-03-12 03:09:55 | 花と天使・第2巻

得意のチューリップを描いて、薔薇色に塗りました。

もうネタがつきているので、いろいろ苦しいアイデアを繰らねばなりません。

薔薇色シリーズで、いろんな花を描いてみましょうか。




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サザナミワモン

2025-03-11 02:58:45 | 蝶を読む

愛を
馬鹿にするな

愛に
ひどいことをして
自分ばかり
いいことにしていると
鋼鉄の岩が
落ちて来るぞ

愛を
馬鹿にするな

愛を
ばらばらにして
自分の
食い物にしていると
煮えた油の海が
落ちて来るぞ



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揺り籠

2025-03-10 02:59:36 | 詩集・こどもたちへ

崩れて来る
幸せを
補強するために
二匹の蝶を
買いました

赤ん坊のように
揺り籠に入れて
毎日あやしています

愛が欲しいのです
愛が欲しいのです
たとえごまかしでも
愛せるものが
欲しかった

二匹の蝶は
揺り籠の中で
いつも何かを
ひそひそと話しています
わたしには
わからない言葉で

わたしを見る目が
冷たいのは
気のせいだと思いながら
今日もわたしは
蝶に花をやる

気づかないふりを
してさえいれば
みんな
うまくいくのだと




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ベニシジミ

2025-03-09 03:01:15 | 蝶を読む

もういいんだよ
苦しまなくて

つらいことを耐えて
がんばって
いいことをして
幸せになるんだよ

愛は
必ず
おまえを見ているから

いい子になって
幸せになるんだよ




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