世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

邪念

2024-12-21 03:31:30 | 詩集・こどもたちへ

こどもたちよ
嘘をついてはいけない

甘いお砂糖と一緒に
醜い邪念をまぜた
いやなコーヒーを
人に飲ませてはいけない

何のために
その嘘をつくのか
それは自分を
いいものにしたいからだ
情けなく底辺を漂っている
自分の心を
立派なものにしたいからだ

こどもたちよ
それは愛ではない
愛ではないものは
醜い

君たちが作ったコーヒーには
人の魂を苦しめる
毒が混ざっているのだ
そんなものを
人に飲ませてはいけない

自分のことだけを考える
邪念を
見栄えのいい言葉で隠して
愛のふりをする

そんな汚い嘘を
ついてはいけない




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もうおよしよ

2024-12-20 02:58:39 | 詩集・こどもたちへ

愛を馬鹿にして
生きる君の行く手に
泥のような闇と
神の雷が見える

もうおよしよ
嘘をかぶって
生きるのは

逃げてばかり来た
君の本当の自分が
泣きながら
君の腰にしがみついている

もうおよしよ
幻の幸せを
追いかけるのは

緑色に腐った
君の仮面が
ぼろぼろに崩れてきて
君の正体が見える

もうおよしよ
意地を張って
神様の声を
無視し続けるのは

もうおよしよ
逃げるのは




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赤い芥子

2024-12-19 03:28:00 | 花と天使・第2巻

いろいろと妨害を受けながら、何とか描いています。

今回のは少しバランスが悪くなったかな。

花が天使の顔より大きいですね。





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約束

2024-12-18 03:25:52 | 詩集・こどもたちへ

この美しい地球が
二度と帰れない
故郷になる
その前に

神との約束を
思い出しなさい

遠い昔
あなたは神に
言ったのだ
愛を忘れずに
生きていくと

だのにあなたは
愛を裏切り
エゴに迷い
あらゆる馬鹿を
やってきたのだ

この地球が
もう耐えられないと
思うほど
あなたはひどいことを
したのだ

もう二度と帰れない
故郷に
この地球がなる
その前に

愛を思い出しなさい





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爆発

2024-12-17 02:54:07 | 詩集・こどもたちへ

糞のように汚い嘘を
黄金色に光る布で包み
これこそが太陽なのだと
堂々と語る
愚か者よ

罪の影が
山のように膨らみ
おまえの頭の上に
落ちてくる

逃げることはできない
自分が
幻の巨人のように
おまえを抱きしめる

凍り付いた
愛が
千の釘の雨となって
おまえに降りかかる

黄金の布に隠した
嘘は膨らみ
とうとう
腐りきったその正体が
爆発する




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愛を編む

2024-12-16 03:10:57 | 詩集・こどもたちへ

小さな花のモチーフを
こつこつと編んで
全世界を包む
愛の毛布を作りましょう

傷ついた子供たちの
心を温めるために
千枚のマフラーを
編みましょう

心の中に住む
小さな蚕が
美しい愛の糸を
吐いてくれる

その糸で
すべての人の夢を包む
愛のコートを
編みましょう

愛を編みましょう
愛を編みましょう
世界中の人の涙を
拭うことができる
愛のハンカチを
すべて
編みましょう




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もうやめよう

2024-12-15 03:02:01 | 詩集・こどもたちへ

もう少し待ってと
君たちが迷っている間も
愛はどんどん離れていくよ

冷たく割れた
きずなのひびに
拒絶の水がしみ込んで
君たちは
虚空に放り出されてしまう

もうやめよう
こどもたちよ
君たちが目指す幸福は
本物ではない

愛を裏切って
自分だけの幸福のメダルを
胸に飾って
みんなに見せびらかして
それで本当に幸せかい

いいようのない
虚しさに濡れた目を
かっこいいサングラスで
隠しながら
君たちは月に向かって
おれは神だと吠えるのだ
かわいそうに

重い影を背負って
歪む背骨の痛みを
いつまで
馬鹿でごまかしていく
つもりなのか

もうやめよう
こどもたちよ




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まだやるのか

2024-12-14 03:26:19 | 詩集・こどもたちへ

嘘をかぶって
生まれてきた
こどもたちよ

神が
冷たい目で
君たちを見ている

まだやるのか
まだ逃げるのか

本当の自分を
陰に置き去りにし
人から盗んできた
自分をかぶり
愛を裏切る人生を
まだ生きるつもりなのか

天が落ちてくるように
神の悲しみが落ちてきて
嘘に狂っている
君たちの人生を
否定する

もうやめなさい
世界中に嘘をついて
自分だけの
幻の幸せを
食い荒らすのは

こどもたちよ
神が君たちを
あきらめる前に

すべての嘘を捨て
本当の自分の人生に
帰りなさい




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青薔薇

2024-12-13 02:54:24 | 詩集・こどもたちへ

真空の青薔薇に
銀の嘘を散らし
豪華な花束を作って
愛に食わせようとした

逃げることはできない自分を
影の中にのめして
何も知らぬという顔で
美人の仮面を衒い
愛をだまそうとした

真鍮の巨像を建て
聖者のごとき光を背負い
嘘を並べ立てて
愛のふりをした

何もかもは
自分が
あまりにも
重かったから

何もない
何もできない
それなのに醜い
自分が
苦しかったから

愛は
目を閉じ
口を閉じて
静かに背を向け
去ってゆく

青薔薇の花束は
風の中に散り
すべての意味を失って
消えてゆく




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紫色の菊と天使

2024-12-12 02:59:12 | 花と天使・第2巻

馬鹿に妨害されながらも、何とか描き上げました。

絵を描くのが一苦労です。

こんな簡単な絵なのにね、馬鹿は何が気に入らないんだろう。

難しい花を描く気力がわかなくて、簡単な菊の花を描いて、薄紫に塗りました。

かわいくなったと思います。





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