現地の人が好んでそうしているというよりも、経済状況的にそうせざるを得ないとったほうが適切なのかもしれないが、都会の喧騒を離れてのんびりするにはとても良い場所だと思った。
驚くほど交通量が少なく、町の中心地にひとつだけ横断歩道があるのみで、信号機はひとつもなかった。
車道を行き交う半分近くは馬。車のエンジン音と蹄の音が入り混じる、なんとも長閑な土地。
町の中心
ヴィニャレスの最高層建築物
メインストリート!
市民の足
ヴィニャレスもトリニダード同様、いわゆるホテルという施設は少なく、旅人の多くはカーサと呼ばれる民宿のようなものに泊まる。
私たち一家が泊まったのもカーサのひとつで、トリニダードから移動する時に利用したタクシードライバーが紹介してくれた。
ピカピカに床が磨かれた宿の客人は私たち一家だけ。英語はほとんど通じなかったが、とても朗らかで優しい二人の女性が中心になってお世話してくれた。溜まっていた洗濯物も快く引き受けてもらえて助かった。
正直なところキューバは食糧事情が芳しくないので食事については今ひとつの印象だったが、ここの宿の朝食はとても美味しかった。
私たち一家が泊まったのもカーサのひとつで、トリニダードから移動する時に利用したタクシードライバーが紹介してくれた。
ピカピカに床が磨かれた宿の客人は私たち一家だけ。英語はほとんど通じなかったが、とても朗らかで優しい二人の女性が中心になってお世話してくれた。溜まっていた洗濯物も快く引き受けてもらえて助かった。
正直なところキューバは食糧事情が芳しくないので食事については今ひとつの印象だったが、ここの宿の朝食はとても美味しかった。
ヴィニャレスではとにかく自然を満喫しよう。
通りすがった森では現地の人が川遊びやピクニックを楽しんでいた。
まずはインディオの洞窟というのに行ってみる。
以前借りて読んだ『石の環』という物語を思い出しながら、ひんやりとした暗がりの中を歩く。奥まで行くと案内人がボートで反対側まで連れて行ってくれる。
以前借りて読んだ『石の環』という物語を思い出しながら、ひんやりとした暗がりの中を歩く。奥まで行くと案内人がボートで反対側まで連れて行ってくれる。
大天使の羽のよう
次にこちらは人工物だが、世界屈指の巨大壁画も見学。
190cm超の息子(右下)が豆粒のように小さく見える!
そして、別の日は乗馬ツアー。一人10ドルで、ヴィニャレスの自然とキューバの名産品について知る3時間。
非喫煙者の私は「言われてみればそっか」という程度の認識だが、「キューバといえば葉巻、葉巻といえばキューバ」ということで、まずはタバコ農場。
畑は牛車で耕し、種植えから収穫まですべて手作業。元から個人の農場だが、1959年の革命で政治体制が変わった際、100%国有にするか、90%の課税で個人所有にするかの選択を迫られ、個人経営の道を選んだということだった。
高級な銘柄に使われている葉っぱの多くはここヴィニャレスで生産されているそう。
自分では吸わないけれど、生産工程や品質の違いなど色々と興味深い話を聞くことができた。
畑は牛車で耕し、種植えから収穫まですべて手作業。元から個人の農場だが、1959年の革命で政治体制が変わった際、100%国有にするか、90%の課税で個人所有にするかの選択を迫られ、個人経営の道を選んだということだった。
高級な銘柄に使われている葉っぱの多くはここヴィニャレスで生産されているそう。
自分では吸わないけれど、生産工程や品質の違いなど色々と興味深い話を聞くことができた。
乾燥中のタバコの葉
葉巻作り実演
葉巻お試し中
これはコーヒーの豆
豆殻を取り除く作業を体験
キューバで私が最も親しみを感じる産物がラム酒。なんとかのひとつ覚えで、若い頃にやたらとラムベースのお酒を飲んでいた名残か、今でもラム酒漬けレーズンやラム酒入りチョコレートなどには目がない。
ラム酒の知識も得たはずだが、その後一杯ずつショットを振る舞われたため、馬に揺られているうちに忘れた。
タクシー
ガイドものんびり、馬ものんびり、おまけにツアーで一緒になった者同士でも話が盛り上がり、3時間の予定が5時間に。ヴィニャレス時間というやつか。とても充実した一日だった。
広がる空と大地
別の洞窟
山上からの眺め
カーサの屋上からみる夕焼け
夜更けには星空と蛍が煌めくヴィニャレス、また行きたい。
Nozomi
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