Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

好きなことから学ぶ

2012-02-14 12:24:11 | 育児
昨日は長男が通っているドラム教室のミニコンサートがありました。
このミニコンサートでは毎回、小学校低学年の微笑ましい演奏から、高校生による大人顔負けの本格的なジャズまで幅広く楽しめます。
中学1年生のわが家の長男はベンチャーズの「Wipe Out」という曲を披露しました。

イスラエルに移り住んできて以来、長男は週に一度のペースでドラム教室に通っています。
これが唯一、彼が辞めずに続けている習い事です。

「好きだから続けられる。」
そんな単純だけど素敵なことを、わが子の中に見出せるのはとても嬉しい限りです。

何でもそうですが、続けて行く中で壁にぶつかることもあります。
「自分はこれ以上進歩しないんじゃないか」という不安に包まれる時。
息子にもそんな時期があったようで「しばらくドラムを休みたいんだけど。」と相談されたこともありました。

その時に私から息子に伝えたのは次の3つ。
残り数回のレッスンは行くこと。そこで本当に自分がどうしたいか考えること。ただし、好きでもない習い事を無理にさせるつもりはないこと。
そして、こう続けました。
「なんだかママのヨガと似てるね。ママもヨガをやってるけど、これ以上うまくならない気がする時があるよ。そうすると、やってる意味も分からなくなってくる。でも、なぜだかやめようとは思わないのは、やっぱりヨガが好きだからかな。」
実際にはこれほどコンパクトに纏まってはいませんが、要約するとこのような話を付け足しました。

結局、その後は何もなかったかのようにまたレッスンに通い続けている息子。
何が伝わったのか、あるいは、何かが伝わったのかさえ分かりませんが、とにかく本人の中で何かしらの心境の変化があったのは確かなようです。
彼のドラムの先生もレッスンを通じてその変化を感じ取ったようで、昨日の演奏の後、「この一年で彼はドラム教室の生徒さんからミュージシャンに変貌した」と評価してくださり、「ああ、こういうのはきっと自信につながるな」と温かい気持ちを抱かずにはいられませんでした。




子供なりに「好きなことは楽しいこと。でも決して楽なことではない。」というのも学んだだろうし、自分の努力次第でステージをひとつ上がる喜びも味わったことと思います。
去年の9月に中学生になったばかりでまだ義務教育中ですから学校の勉強も大切なんだけど、自分が好きなことに打ち込むという経験は今後の彼の生き方を支えていくものになるのではないかと信じています。


肝心なことは学校の教科書には書かれていない。

なーんて、果たしてそんなロック気取りな子育てが今の時代にどれほど通用するのかわかりませんが、そこは育児もヨガも同じ。
過信せず、疑わず、確認をしながら日々プラクティス。


ナマステ&シャローム
Nozomi

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3 コメント

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Unknown (rie)
2012-02-22 22:19:10
なんだかじんわりするお話です。
それに最後の言葉!!!
「過信せず、疑わず、確認をしながら」
「疑わず」が今の私には最も響きます。
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☆ rieさん ☆ (Nozomi)
2012-02-23 05:23:35
この言葉はすごいですよね。
何かを判断するときには自分の色眼鏡を外せと言われているようなものです。
おかげで私は自分の想像や思い込みで決めつけることが少なくなりました。

ところで先日お誕生日を迎えられたんですね。
こんなところで恐縮ですが、遅ればせながらおめでとうございます!
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ありがとうございます (rie)
2012-02-23 16:19:26
あらら、こちらこそ恐縮です。
嬉しいです☆
ありがとうございます。
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