Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

卒業

2016-06-25 06:38:23 | 育児
先日、長女が中学校を卒業した。

6月下旬に卒業だなんて、日本人にはピンと来ない。
式自体も日本の厳粛なものとは趣きがだいぶ異なり、祝辞が終わると卒業生による歌やダンス、寸劇が催され、学芸会でも見ている気分になる。
実際、父兄の中にはTシャツ&ビーチサンダルで来る人がいるほどカジュアル。
おまけに、長男の時にはあった一人一人への卒業証書の授与が今回はなかったので余計に実感を抱きにくい。

ともあれ、長女は中学校を卒業し、9月からは高校生になる。
1700グラム未満と小さく生まれ、同世代の子と比べても相変わらず小柄な彼女が高校生とは。時は確実に流れている。自分の中にある感覚的な時計の針をカチカチカチと進めなくてはならないことに気が付いた。

それにしても皆、ずいぶん大人びていた。
中学では父兄が参加する行事がほとんどなくなるので、1年ぶり、2年ぶりに見る子も多い。
たかだか中学3年生だけど、男の子も女の子も色気がある。右を見ても左を見ても美男美女がわんさかいる。これはさぞかし学校に行くのが楽しかろうと思った。

そうそう、イスラエルの卒業式は夜間にある。日が沈んだ午後8:00から始まり、終わりは10:00過ぎ。(日本なら休日を式に充てるが、イスラエルの休日は宗教的な意味合いを持つ安息日であるため、公的な行事は行われない。それで、様々な行事が平日にあるのだが、それらも宗教的に1日の始まりとされる日没後に催される事が多い。卒業式もそのひとつ。)

そして、式の後には場所を変えてアフターパーティー。長男の時はビーチパーティーで、今回はプールパーティー。アメリカあたりの青春ドラマを地で行く世界。むしろ前倒しかと思うほど。これじゃ、いやでも大人びるわけだ。なんたって、わざわざ校長先生が父兄に子供達の送迎をお願いするくらい積極的なのだもの。
そんなわけでわが家の娘も一丁前にアフターパーティーに出かけ、なんと帰宅は午前2:00。学校公認でこんなに遅い時間まで遊べるなんて、日本人の想像を遥かに超えるイスラエルのスクールデイズである。

8月いっぱいまで長い長い夏休み。
夏休みと言えば、日本では山のような宿題が付き物だが、こちらはほとんど無いに等しい。2か月ちょっと丸々遊べる。わが子ながら色々と羨ましい限りなのである。


ナマステ&シャローム
Nozomi




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