ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

『バナナは皮を食う』(暮らしの手帖社)

2008-12-14 20:23:02 | ぶんやんち
わたしたちが結婚したのは、1963年4月で、その頃、わたしは大学2年であった。もっとも、大学2年といっても、満洲からの引き揚げで1年、高校を卒業した年に1年浪人し、その後東京聖書学院で3年間過ごして、さらに聖書学院から関学神学部に入るために1年準備期間を過ごしていたので、歳だけはかなり喰っていたので、27歳にちょっと足らない年齢になっていた。 新婚家庭では、女子栄養大学出版部発行の「栄養と料理」と「暮らしの手帖」がいわば指導書であった。「栄養と料理」からは毎月一品は新しい料理に挑戦すること、新しい何かの家財道具を買うときには、「暮らしの手帖」を参照にすること、というのが一種のルールになっていた。 . . . 本文を読む