ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

タニシとの戦い

2010-07-29 17:11:40 | ときのまにまに
百姓の福島君と付き合うようになって、田圃や農作業や天候が気になるようになりました。田植えの時期が来ているのに雨が降らないと心配だし、雨が降りすぎてもまた心配です。その点で、福島君は農作業についてブログで細かいことまで知らせてくれるのでとても楽しい。先日も「田植えから1カ月が過ぎた。ようやくここまで成長してタニシに食べられる心配がなくなった」と書いていた。そうか、お百姓さんにとってタニシも戦いの相手なのだいうことを認識しました。ところが、先日テレビで多分タイあたりの米作りのことが報告され、お百姓さんが田圃にタニシを蒔いている風景が映しだされ、タニシが雑草を食べてくれるとのこと。
聞いてみると、実は人間がタニシと戦っている田圃では、タニシと稲とが戦争をしているとのこと。稲がやわらかいとタニシに食べられ、時には田圃全体が全滅することもあるとのこと。ところが、今度は稲が生長し茎が固くなるとタニシの方が稲を食べることを諦めて、よりやわらかい雑草を食べてくれるとのこと。成る程、巧くできていると思いました。
ところが、ことはそんなに簡単ではなく、田圃に水を入れすぎると、茎をつたい登って葉を食べるらしい。
田圃を見ていると、水を入れたり、水を出したり、水位を調整したり、かなり細かい作業がなされているようです。
昨日も、こんな記事が掲載されていました。「田植え後、30日前後で一度水を抜き、田んぼの土を乾かす中干しという行程がある。ずっと水が張っていた土の中のガスを抜くためであることが主目的であったはずだが、昨今では収穫時期に田んぼが軟いとコンバインという大型機械がぬかるんでしまうために、今の時点で土を硬くしておくという意味合いが強くなってきているようだ。水が抜かれて行き場を失ったタニシは土中にもぐって乾燥から身を守る。本来ならこのような状態のタニシはあまり見かけない。もっと水があり、土が柔らかいうちにすっかり埋まってしまうのかもしれない。そこまではまだ生態を知らない」。 http://blog.100sho.net/2010/07/27-9.html

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