皿倉山に登ってきました

北九州市八幡にある皿倉山に登ってきました。前々から、何度か行く計画を立てていましたが、天候やその他の事情によりなかなか実現しませんでしたが、先日テレビで皿倉山が紹介され、紅葉がきれいだということで、本日小春日和に誘われて、出かけました。
帆柱ケーブル乗り場の駐車場に車を置いて、ケーブルカーが5分、スロープカーが3分と、麓からわずか10分足らずで頂上に到着です。
頂上からは、若松、戸畑、小倉が一望でき、天気がよければ、山口県も見えるとのことでしたが、今日は霞んでいました。ここから見ると、若戸大橋も小さく見えます。面白いもので、皿倉山を下から眺めている時には、皿倉山は「他者」でしたが、頂上から眺めるとわたし自身が「山」になったような気がして、下界を眺めています。今まで関西の六甲山から神戸・大阪を眺めても、あるいは三重県で御在所から四日市の町を遠望しても、そんな気になったことはありませんでしたのに、ここ皿倉山ではそんな気分になります。その理由は町と山との距離感によるのだと思いますが、そんな解釈は不要です。おそらく、これが、この山の魅力でしょう。
頂上の広場には、空中ドームがあり、希望者はここで結婚式をしてもらえるとのことです。
それよりも、頂上には北部九州に放映しているほとんどのテレビ塔が林立し、せっかくの自然環境を破壊しています。テレビは見たいがテレビ塔は見たくないというディレンマ、まぁそれも仕方がないことでしょう。ちなみに我が家のテレビの電波はほとんどここから発信されたものです。