ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

マケドニア人の叫び

2008-10-30 15:12:20 | ときのまにまに
説教の準備のため、使徒言行録を読んでいて、変なことを思い出してしまいました。わたしが高校生の頃のことです。1人のアメリカ人大学生から、勝手に「マケドニア人」にされてしまったのです。その聖書の箇所を紹介しておきましょう。

「パウロ夜、幻影を見たるに、一人のマケドニア人あり、立ちて己を招き、『マケドニアに渡りて我らを助けよ』と言う」(使徒行伝16:9)。

実は、彼は大学生の時、アメリカのフリーメソジスト教会のボランティアで日本の伝道(天幕伝道)のために来ており、何かの事情で数日我が家に滞在しておりました。その頃、我が家には誰も彼の相手をする者もいないので、わたしが片言の英語で大阪の町のあちらこちらを案内していました。二泊三日ぐらいの教会のキャンプにも連れて行ったりしていました。十分に意思疎通は出来ませんでしたが、ともかくかなり親しくなり、彼は帰国し、大学にもどりました。彼は学生アルバイトで、トラックの運転などしていたらしいのですが、ある日のこと、フロントのガラス越しに「わたし」の姿が映り、「日本に渡りて我らを助けよ」と叫んだというのです。それから彼は神学校に行き、宣教師として来日しました。それが東洋宣教会のダイヤ宣教師です。以上が、わたしが勝手にマケドニア人にされたお話です。人の一生って面白いものです。

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