逆転サヨナラホームラン

プロ野球のシーズンが始まりました。昨年のソフトバンクは、シーズン途中で失速、そのまま終わってしまいました。今年は何か期待できるかと思っていたのに、和田、馬原、小久保の主力選手が怪我や体調不良のため開幕戦に間に合わず、6割か7割の戦力でシーズンが始まってしまいました。今年は松中の調子がいいということで大きな期待を寄せていました。
ところが、期待の松中も今日は不調で、最終回を迎えるまで、ノーヒット。3-1でもう負けは明かというイヤーな気分で迎えた9回裏、奇跡が起こりました。先頭打者多村はぼてぼての3塁ゴロにもかかわらず、必死で走り抜け何とか出塁。二番手の松中はホームランかと思わせるような大飛球で、フェンスを直撃し2塁打。本当のところ、ここで同点にしておけば何とか希望を持てると思っていましたが、それも身勝手なファン意識かと思っていました。そこに登場したのが、少し緊張気味の柴原選手。彼はファンの期待に美事に応え、絵に描いたようなさよなら逆転ホームラン。思わず鳥肌が立ちました。何という劇的ラスト。人生には時々こういうことが起こる。
試合前、王監督も「6月ぐらいにならないといい形にならない」と語っていたとのこと。こういうゲームを見せつけられると、やっぱり今年もソフトバンクを応援しようと思いました。