今場所の魁皇は少しも危なげがない。淡々と相撲を楽しいでいる様子が、見る者に伝わってくる。勝ったときも、負けたときも、美しい。120パーセント完成された相撲の美しさが溢れている。これぞ日本の相撲である。
勝ちっぷりよりも負けっぷりの方がいいぐらいである。もちろん勝負の世界であるから、勝つに越したことはない。優勝なんか、若いもんに任せておけばいい。魁皇は勝ち越しさえすれば、白星は十分である。ともかく、今場所は勝ち負けにこだわらず、相撲そのものを楽しませてもらっている。解説者も多くを語らないのが、またいい。
勝ちっぷりよりも負けっぷりの方がいいぐらいである。もちろん勝負の世界であるから、勝つに越したことはない。優勝なんか、若いもんに任せておけばいい。魁皇は勝ち越しさえすれば、白星は十分である。ともかく、今場所は勝ち負けにこだわらず、相撲そのものを楽しませてもらっている。解説者も多くを語らないのが、またいい。