ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

祇園山笠を見てまわる

2010-07-09 20:50:44 | ときのまにまに
今日は空模様を見ながら博多の町に出かけました。祇園山笠の飾り山を見るためです。
今日の夕方に博多の町の全ての「流(ながれ)」が一体になって、「お汐井とり」が箱崎宮の海岸で行われる予定。
博多の町の「流」とは町内の自治組織で、同時に祇園山笠を運営する単位を示しています。この組織は、1587年に豊臣秀吉が行った「太閤町割り」と呼ばれる区画整理によるものだといわれています。秀吉はさらに楽市楽座などの施策で博多町人の商業活動を保護しました。祇園山笠は博多商人の経済力を支えとして堅固な自治組織によって維持されています。

       

「お汐井とり」には祭りに参加する男たちが全員参加し、祭りの衣装に身を固め、博多の町から箱崎まで駆け抜け、海岸で身を清め、真砂(汐井)を小さな篭や升に入れて持ち帰り、祭り期間の安全を祈願します。今日の夕方のテレビでは幼い子ども(女の子も含む)も父親と一緒に海岸で身を清めている風景が見られました。これが終わると、いよいよ明日から「舁き山」が町を走り始めます。

        

という訳で、今日は祇園山笠祭りの準備の仕上げで、博多の町のあちらこちらで「飾り山笠」が見られます。祭りが始まってしまうと、町中が興奮状態で、ゆっくり眺めたり写真を撮ったりもできなくなってしまいます。
朝、9時半に家を出て釣川の土手を歩き赤間駅へ、そこからJRに乗って博多へ。
博多駅から大博通りを通って櫛田神社。この神社が博多の町の総鎮守で、祇園山笠の中心。そこから川端通りをブラブラ。昨年、川端通りでは大きな火災がありましたが、多くの人々の支援により美事に町は甦り、今年の山笠を無事に迎えることができたということです。火災現場は今は更地になっており、今日は星野村の物産展が開かれていました。その中で星野村でとれた「あまご」の塩焼きが売られていましたので、早速1匹ほおばりました。星野村の川の栄養が行き届いているのか普段見るアマゴより一廻り大きく、身も締まり、非常に美味でした。

        

        

川端通りの明治通りの角にあるアジア美術館(博多座の隣)に立ち寄りました。ちょうど、祇園山笠に合わせて、「映画看板の神様」と言われた城戸久馬之進の展覧会が開催されています。美事な映画看板と共に、祇園山笠の男衆の勇壮な姿をリアルに描いた作品が100点ほど展示されていました。これは一見の価値があります。チラシには「百十六歳未満の方は、入場無料」と書いていました。

        

        

明治通りを通って天神に出て、アクロスをくぐり、新天町へ。この間に、「飾り山笠」は博多駅前の「竜馬は走る」から始まって、櫛田神社、川端通りで2つ、リバレインで、天神町1丁目、新天町と7つほど見ることが出来ました。「回転寿司を越えた」回転寿司「鮨金」で昼食、ジュンク堂によって、天神のバスセンターからバスで帰宅。
6時間の散歩でした。

        

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