ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

期日前投票に行ってきました

2010-07-08 14:13:05 | ときのまにまに
今日の午前中に期日前投票に行ってきました。次の日曜日は礼拝奉仕のため北九州まで出かけなければならないからです。昨年の衆議院選挙の時も期日前投票でしたが、次から次に投票する人が来ているのに驚きました。昨年よりもかなり増えそうです。
前回は政権交代を期待して、文句なしに民主党に入れましたが、今回はかなり迷いました。民衆党が期待通りではなく、逆に小泉路線(新自由主義)に逆戻りしているように思われるからです。かといって、いまさら自民党に入れる気もしません。いっそのこと投票をサボろうかとも思いましたが、真面目な家内の目線に追われて投票所に出かけた次第です。
さて、基本的には国政は個人よりも党が優先すると思いますから、今回はどこの党に入れようか。民主党も駄目、もちろん自民党も公明党も絶対駄目。若い頃なら社会党というところでしたが、完全に無力化した社民党も魅力がなくなりました。国民新党や「みんな」の党とか、その他いろいろ湧いて出て来た党も、言っていることがよく分かりません。
新聞やチラシに書かれているそれぞれの党の主張を読み比べてみますが、主張することに説得力がありません。国内の政策としては、現時点での増税、特に消費税のアップという議論はいただけません。その前にやるべきことが山ほどあるのに、それらの緊急課題、国会議員の削減とか議員報酬のカットか、天下りの温床となっている特別法人などの整理等がいい加減になっている段階で何も急いで増税問題について議論をする必要はありません。それよりも沖縄問題や日米の安全保障問題がアメリカ側の言うなりになっている「完全米国忍従外交」は見ておれません。安全保障問題はどうするつももりなのでしょう。
あれやこれや個別の政治課題を取り上げ、諸政党を比較し消去法で消していきますと、結局、共産党だけが残ります。少なくとも、掲げられているマニュフェストまがいのものを比較する限りは、共産党がわたしの主張と最も近いように思います。
しかし、しかしです。共産党には選挙の時には見せない別の顔があります。政治思想というか、国家の将来像についてのビジョンが隠されています。もちろん、そこ共産党の魅力があるとも言えますが、この別の顔を失ってしまったら、もう共産主義政党ではなくなり、「もう一つの公明党」のようなものになってしまいます。その意味では、私たちの国が共産主義国家になることだけはどうしても避けねばならないでしょう。
今回の参議院選挙では、私自身としては選挙権を得て以来初めて共産党に投票しました(どうせ、棄権する気になっていたのですから、「捨て票として」)。
その理由は、一つ、言っていることに賛成することが多いこと(アメリカと大企業の言うなりにならないこと)。
第二に、現在の日本では絶対に多数政党にはなれないということ(国会論議において正論を聞きたい)。
できたら、共産党の議員が議員総数の1割位は欲しいと思っています。ただ、今の選挙制度のもとでは、それさえ非常に難しいことでしょう。
さて、今度の選挙で誰に投票したらいいのか。もうここまで来ると、迷うのではなく、考えると腹が立ってきます。と言って、日本政府に、「以後、日本国家とは関係なく生きていきます」と言って、辞表を出すこともできません。困ったものです。

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