ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

国会法改正の提案

2009-10-02 15:49:25 | ときのまにまに
今朝の新聞によると、民主党の小沢幹事長が神戸市で記者会見し、英国への視察旅行の成果として、「脱官僚支配はまず国会から始めなければならない。(そのためには)国民の代表である政治家同士の議論ができる国会にしたい」と語り、国会法の改正を次期臨時国会で改正案を提出すると述べたという。また、別の情報によると、「官僚に政府参考人として答弁させないための法改正だ」、とも語ったという。ただ、国会での討議において時には事務方としての官僚の説明も必要なときもあるだろうから、国会から官僚を完全に排除することは生産的ではないであろう。
わたし自身はテレビで国会中継を観るのは割合好きな方である。とくに予算委員会などの義論は非常に興味深い。なぜ、こんなことが予算委員会で討議されるのかと感じることもあるが、とにかく政府が何かをしようとすれば、すべて金がかかるのであり、当然予算委員会という場でそのことが取り上げられるのは理解できる。ただ、面白くないのは与党からのだらだらした質問にうれしそうに答える大臣たちの姿である。そんなものは「質問」でもなければ、「解答」でもない。あれはただ単なる、国会という公の場を利用しての地元選挙民への選挙運動にすぎない。与党の議員は地元の選挙民に対して「何ができたか、何ができなかったか」ということだけで評価して貰えばいい。それに対して、野党議員は国会という場で政府がやろうとしていること、サボっていることを追求しすることが評価の対象となる。それに加えて、少数政党への質問時間の配分比率を累進的にもう少し増加できないだろうか。少数政党の意見こそ国民は知りたいのである。わたし自身は共産党には投票しないが、共産党の質問には大きな関心がある。とくにこれからは「是々非々と健全野党」を目指している共産党の質問と追求は興味深いし大いに期待している。
わたしなどは朝刊のテレビの番組表を見て、与党の質問時間には見ないようにしている。あれは全く時間のロスである。しかも、本会議はともかく、委員会においてさえ議員の人数の比率で質問時間が設定されているので、つまらない時間のロスが半分以上ある。与党からの質問を完全になくすことができないなら、せめて比率の10分の1程度にして、野党の質問時間を大幅に増やすべきであろう。そうすればもう少し実のある国会討議となるであろう。

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