一昨日の続きです。
質問:新年度も厳しい財政状況の中の予算編成になります。教育費のソフト面の費用はぜひ確保していただきたいと思いますし、子供の教育費は未来への投資という観点で、町長にも教育長になりかわりまして、十分な配慮をしていただけるとうに、期待しております。次に、②と③、これは昨年の12月の一般質問に対する検証なので、一緒に行いたいと思います。まず、②なんですが、浪小・浪中両校の1か所集約についてです。小規模学校のデメリット、また、小中2ヶ所の学校の維持管理費や、除染費の負担増などを総合的に考慮するならば、1ヶ所に集約する検討もしても良いのではないかという質問をしました。教育長からは、空き教室のキャパの問題がありますし、町がどのような状況に置かれているかによっていろいろ考えなければなりませんので、研究だけは進めて参りたい」という答弁でした。また、③の浪小・浪中の小中一貫教育の導入についてですが、小中一貫教育を導入することによって、9年間の系統的・継続的な一貫した教育が可能となり、小中学校の事業内容が連続性を図れる事により学力向上が期待できるのではないか」という質問に対し、小中学校それぞれ独自性があります。その独自性と融合をいかに図るかということが、教育課程あるいは施設の面からも非常に重要な問題になってきます。そのためには、周到な準備が必要でございますので、これからの問題として少し時間をかけて考えていくほうがいいのだろうと思います」という答弁でした。今年度の小中学校の卒業及び入学予定者数を事前に調査しましたが、新年度の浪小の全児童数は今年度の全児童数より11名減の19名、浪中の全生徒数が9名減の40名です。午前中、小中学校に入学してもらうための対策や幼児教育の必要性について議論がなされましたが、特色あるそして魅力ある学校づくりが急務ではないか思います。そこで、1ヶ所に集約、あるいは小中一貫教育の導入について一年間どのような研究をされ、現在どのようにお考えか、お伺いいたします。
教育長答弁:お答えいたします。教育委員会としましては、浪江町立の小・中学校、校長ですが、9名ございますが、これと常に連携をして作業を進めてございますが、学校の在り方について検討する検討会を立ち上げまして、ここ毎月開催してまいりました。この中で既に再開できた浪小・浪中の在り方、それからまだ再開できない学校の再開への道筋をつけること、それから浪江町に戻ることを想定しまして、浪江町からの学校の再開があるかと。あるいは町外コミュニティでの学校の設置の問題など、様々な状況を想定しながら、幅広い課題について検討をしてございます。その中の重要なテーマの1つとして学校同士、小学校同士、あるいは中学校同士、あるいは小学校と中学校との結びつきをどのように工夫するか、こういったことも含めまして検討をしてございますが、状況の見通しが立たない、そういうことが続いてございますので、具体的な結論を得るというところまで至ってございません。このような状態で1年を経ておりますが、現在は児童・生徒の増加を図ることが一段と難しくなっておりますことや、今後5年程度は浪江町に戻ることはできないといった新たな状況にも至っておりますので、このような現状を打開し、将来を展望するためには浪小・浪中の在り方について従来、これまでよりも幅広い視点からさらに一歩踏み込んで考える必要がある、こんなふうに認識を持ってこれから検討を進めてまいりたいというふうにかんがえてございます。
この続きは、また明日。