久しぶりの更新です。
ご案内の通り、9日より9月定例会が開会しました。初日は、町長の行政報告、5議員の一般質問。
2日目の10日の午前中は、町長からの決算認定などの議案上程、午後からは全員協議会がありました。
全協の案件の主なものですが、一つ目は、今月15日から国道6号が自由通行となり、また年内には、室原の常磐道浪江ICが開通(南相馬IC~浪江IC間)となるため、町から防犯体制の強化策などその対応について説明を受けました。まず、現在の国道114号にある加倉検問所が西側の室原付近に移設されます。防犯対策は浪江ICを降り、国道114号から国道6号間までの沿線はイメージ的にザックリ言いますと、バリケードで塞がれます(ただ、国道114号沿線の南北の主な進入路には、通行所確認のためのゲートなどが設置されます)。今後は、町より対策案の詳細についてはお知らせがあります。
2つ目に、被災後数多くの要望活動を国県、東電に実施してきましたが、今一度要望事項について精査し、タイムリーな要望活動になるよう課題の整理を行いました。ただ時間が押していましたので、持ち帰って、今回の課題となる要望事項(案)の資料を読み込み、各自要望事項に盛り込む内容などを検討し、次回の全協で議論することになりました。
3つ目に、中間貯蔵施設についてです。受け入れについては県、建設候補地の大熊・双葉両町にとって苦渋の決断だったと思います。受け入れによって、30年間で総額3010億円の交付金が新たに交付されることになりました。特に大熊・双葉両町には中間貯蔵施設交付金1500億円のうち850億が交付されます。また建設候補地の地権者には県が独自に150億円用意します。ようやくここまで進んできました。これを受け、当議会としての今後の取り組みについてどのようにすべきか議論しました。迷惑施設の隣接町の当議会に環境省を呼び、大熊・双葉両町にはどのような説明をし、苦渋の決断をしていただいたのか、また、施設に関する詳細な内容についてなど説明してもらうことになりました。「今頃議論では遅すぎる」と思われるかもしれませんが、受け入れ前に議論することによって政治的に色々な方面に影響を与えます。ご理解を。今後は、しっかり隣接町として「ガンガン」物を申します。
3日目の11日、4日目の12日の両日は、事務調査として上程された議案のうち所管する内容について各課から説明を受け、質疑を行う各常任委員会がありました。ちなみに私の所属する文教・厚生常任委員会は、仮設津島診療所・健康保険課・介護福祉課・そして教育委員会事務局を所管します。分かりやすく例えると「揺り籠から墓場まで」の行政チェックをする委員会です。
来週は会期の日程では、16日に常任委員会と全員協議会となっていましたが、休会となりました。議案審議は18、19日に行います。
明日からは、町長からあった行政報告をお知らせする予定です。また、閉会後、今定例会の内容をまとめ、出来次第報告します。