昨日の続きです。
○次に、津波被災地域の復興事業について、ご報告いたします。
津波被災者の生活再建のため行っております「防災集団移転促進事業」につきましては、現在、移転元の土地買取りのため、権利関係の整理等を行っております。
また、復興まちづくり計画に示された町内3ヶ所の「集団移転先候補地」につきまして、対象約600世帯へ、移転意向確認のため、2回目の意向調査を行い、現在集計作業を行っております。今後、集計結果を基に、具体的な整備計画の検討を行ってまいります。
町営大平山霊園の整備につきましては、工事に必要な資機材の調達が困難な状況が続いており、やむなく工事の工期を10月末まで延長したところであります。現在、整備工事を急ぐとともに、354区画の抽選を終え、墓地の改葬手続き等を行っていただいているところであります。
○次に、災害復旧事業について、ご報告いたします。
町道災害復旧工事は、避難指示解除準備区域及び居住制限区域おいて9箇所の災害査定が終了しました。今年度は、5箇所について工事を発注する予定であります。さらに道路災害1箇所、橋梁災害2箇所について災害査定を受ける予定であります。
上水道につきましては、平成26年8月31日現在で津波被災地を除いた地域の27.6%の復旧が終了しております。
公共下水道につきましては、今年6月に災害査定が終了し、現在復旧工事発注の準備をしている段階です。浪江浄化センターは平成27年度に復旧工事を完了する予定です。また、幾世橋地区の管渠を今年度復旧の予定であります。
○次に、応急仮設診療所の利用状況について、ご報告いたします。
本庁舎内には、平成25年5月から応急仮設診療所を開設しておりますが、8月22日現在、救急搬送による5人(うち本年度2人)を含めて延べ136人(うち本年度75人)の方が、ここで受診をしております。
先日は、一時帰宅者の方が草刈り中に蜂に刺されるという事故が発生いたしましたが、応急仮設診療所における応急処置により事なきを得るなど、一時帰宅者等の安心・安全の確保に重要な役割を果たしております。
今日は、ここまで。