博文(ひろぶみ)通信

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H29.6月定例会行政報告 その1

2017-06-15 16:37:47 | 日記

久しぶりの更新です。

今日から、開会初日に町長から行われた行政報告を数回に分けお知らせします。

 

おはようございます。

 本日ここに、平成29年浪江町議会6月定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、ご多用の折にもかかわらず、ご参集を賜り誠にありがとうございます。

定例会の開会にあたり、行政報告に先立ちまして、改めて震災によりお亡くなりになられた方々、過酷な避難生活の中で命を落とされた方々の、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族に対し、深く哀悼の意を表します。

また、いまなお、県内外に避難を余儀なくされ、つらく厳しい生活を強いられている町民の皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。 

さて、去る3月31日に帰還困難区域を除く区域において避難指示が解除され、2カ月余りが経過いたしました。避難指示解除後、町内に居住する方々の数は、4月末現在で140世帯193名となっております。

また、4月1日にはJR常磐線が、仙台から浪江までの区間での運行が再開し、町外から自由に行き来できる環境となり、解除前に比べ、町民をはじめ来訪者の往来も多くなったものと感じており、改めて復興のスタートラインに立ったものと認識しております。

帰還された住民からは、「イノシシが出没する」、「生鮮食料品が買えない」などの様々なご意見を多数いただいており、まだまだ解決しなければならない課題が山積していることも認識しております。一日も早い町内の生活環境の整備・改善に努めたいと考えておりますので、議員各位におかれましては、5月の臨時会でも申し上げましたように、「ふるさとの再生」「新しい浪江の創建」という目標を共有し、議会・執行部が両輪となって、各施策を推進していくため、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、あらためてお願い申し上げます。

それでは、3月定例会以降の町政執行状況について、ご報告させていただきます。

 

〇はじめに、平成29年度の組織体制について、ご報告申し上げます。 

帰還困難区域を除く一部地域の避難指示解除に伴い、役場組織体制を見直し、浪江町内に軸足を置いた人員配置を行いました。また、平成29年度は8名の新規採用職員を採用し、職員の総数は213名となっております。

これにより、浪江町内で勤務する職員の数は167名、町外の出張所等に勤務する職員数は、二本松事務所を中心に46名の体制での執務を開始いたしました。

本庁舎に拠点を戻した組織体制のもと、より一層、町内の生活環境の整備、ふるさとの再生を加速させ、一人でも多くの町民の方が帰還できる環境整備を進めるとともに、浪江町に帰還することができない町民の方に対し、引き続き生活再建の支援、町民の絆の維持を図ってまいります。

 

○次に、浪江町議会議員一般選挙について、ご報告いたします。 

4月13日告示、4月23日投開票で行われました当選挙においては、期日前投票・郵便による不在者投票や投票日当日、その後の開票まで適正な選挙事務執行に努めたところであります。

今回の選挙では、期日前投票所、当日投票所ともに、二本松、浪江、福島、郡山、いわき、南相馬に、合わせて7か所設置いたしました。

結果でございますが、当日有権者は15,779名、投票者数は7,133名で、投票率は45.21パーセントとなり、前回の投票率53.81パーセントに比べ8.6ポイント下回りました。

今回の選挙においても、期日前投票者数および不在者投票者数が全体の約5割を占めており、選挙のお知らせ等による事前の情報提供が、今後ますます重要になるものと思っております。今後も引き続き、なお一層の有権者への周知・啓発を行い、投票率の向上に取り組んでまいります。



今日はここまで。