昨日の続きです。
○避難町民支援事業について、ご報告いたします。
今年度より、避難生活支援に当たる臨時職員を増員するとともに、避難者支援のスキルを持つ事業者と支援業務の委託契約を締結し、昨年度までの仮設住宅に加え、復興公営住宅の見守りも開始いたしました。
また、復興支援員事業においては、支援員が浪江町の現状を深く理解できるよう、6月1日から二日間にわたり、浪江町内で初となる推進会議を開催したところであります。
避難生活を余儀なくされている町民の皆様が、避難先で安心して暮らせるよう、引き続き支援事業を推進してまいります。
○次に、応急仮設住宅および町外の復興公営住宅の入居状況について、ご報告いたします。
5月末現在の仮設住宅の入居状況は、建設戸数2,745戸に対して、入居戸数が790戸、入居者数は1,385人、入居率は30パーセントを切り、28.8パーセントとなっております。
次に、町外の復興公営住宅の第5期の再々募集が5月10日に締め切られましたが、浪江町民の応募状況は、募集戸数475戸に対し、101戸申し込みがあり、応募倍率は、0.2倍となっております。
また、入居状況につきましては、5月末現在、1,590世帯の入居が決定し、そのうち1,357世帯が入居を開始しております。
なお、今後の募集につきましては、帰還困難区域の住民の方のみ対象となりますが、避難指示が解除となった区域の住民につきましても、対象とするよう県に要請しております。
○次に、教育行政について、ご報告いたします。
学校教育関連では、春の日差しに恵まれた4月6日、浪江中学校入学式を体育館で行いました。今年度の入学生は浪江小学校を卒業した男子1名ですが、式場には新入生の家族に加えて多数の来賓、在校生や教職員と共に入学を祝いました。なお、小学校には今年度の入学生がおらず寂しさがありますが、子どもたちを大切に育て導く学校の活動を今後とも支えてまいります。
生涯学習関連では、平成29年度町長杯パークゴルフ大会を、5月20日に二本松市の日山パークゴルフ場で開催いたしました。この日は絶好の天候に恵まれ、各地の避難先から約70名のメンバーが集まり交流を深めながらプレーを楽しみました。
子育て支援関連では、平成30年4月の開園を目指して浪江東中学校敷地内に建設中の、浪江認定こども園(仮称)の名称を応募したところ、総数24作品の応募があり、その中から厳正な審査の結果、「浪江にじいろこども園」に決定いたしました。この名称には、「いろいろな色があって素敵な色になるように、個性があって素敵な世界ができる。関わる全ての人もそれぞれの個性で子育てに関わり、輝く素敵な道をつくって子どもを未来に導く」という思いが込められています。
以上、3月定例会以降、現在までの取り組みについて報告いたしました。
今日で行政報告は、終わりです。
次回からは、今議会(6月定例会)で一般質問した原稿を掲載します。ただ、答弁のデータがないので要点のみとなるかもしれません。