博文(ひろぶみ)通信

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H29.6月定例会一般質問原稿 その1

2017-06-29 19:14:29 | 日記

今日から数回に分け、6月定例会で行いました一般質問の質問と答弁を掲載します。

今回は、一括質問方式を取りましたので、一回目の質問は30分以内、再質問・再々質問は10分以内と時間が決められています(もう一つの方式は、一問一答方式。この場合、持ち時間は質問答弁合わせて1時間です)。

前回、一般質問通告書について説明しましたが、一括質問方式は一回目の質問で通告書のすべてを質問した後、町側からその質問に対しすべて答弁を行います。さらに、再質問後、答弁。再々質問後、答弁と、質問と答弁にタイムラグがあり、わかりづらいので、一問一答にまとめて掲載します。なお、再質問・再々質問は答弁に疑問な点があるときに行います。

町ホームぺージの「浪江町議会」から入れば録画でみれます。

 

12番、山崎 博文です。議長の許可を得ましたので通告に従いまして一般質問をさせていただきます。質問方式は一括方式でお願いいたします。また、答弁に疑問な点があれば再質問、再々質問をいたします。

さて、3月31日に町は、帰還困難区域を除き、避難指示が解除となりました。東日本大震災そして東京電力福島第一原発事故により強制避難を強いられてから解除までには、実に6年という長期間が経過しました。馬場町長はじめ職員の皆さんに置かれましては、通常業務のほかに復旧・復興に関する業務など多忙極まりない日々が続いています。どうか健康に留意され、業務遂行をお願いしたいと思います。

また、4月29日発生した井手地区の十万山の山林火災において、鎮火まで連日消火活動に係わった全ての方々にこの場をお借りして、感謝と御礼を申し上げます。民家や人的な被害がなかったことは不幸中の幸いかと思います。

避難指示の解除に関しましたは、今尚、様々なご意見があることは私も認識していますが、解除後の町政をチェックする機関である議会として、あるいは議員として、しっかり提言、意見等を申し上げ、執行機関と活発な議論をし、町民の負託にお応えしたいと私は思います。ただ、今日は6年3ヵ月ぶりの本庁舎議場での一般質問です。しかも、トップバッターですので、非常に緊張しています。支離滅裂な質問になってしまうかもしれませんが、ご理解いただきたいと思います。

 

それでは、まずはじめに、質問事項1.避難指示解除後の町政についての(1)解除後の町政の課題について、ご質問いたします。

➀帰還困難区域を除き避難指示が331日に解除となり、2か月余りが経過しました。解除以降、実際に居住した中での諸課題などをどう整理されているのか、お伺いいたします。 

➡企画財政課長=町では、避難指示の解除に向け、インフラ復旧をはじめ、医療、介護・生活関連サービス等の整備を進めてまいりました。さらには、防犯見守り隊による町内見守り、イノシシ等の有害鳥獣駆除など安心・安全の確保にも取り組んでいるところでございます。しかしながら、これらインフラ、生活環境の整備は、最低限のものであり、「特に買い物する場所がもっとほしい」、「飲食店がほしい」といった声や、夜のイノシシに遭遇したという報告も受けており、生活環境の更なる充実が目下の重要な課題だと認識しております。そのため、事業再開の推進や比較的規模の大きい小売業の出店促進、イノシシ事業の総合的な対策などを通して利便性の向上、安全・安心の確保に一層努めてまいります。

再質問答弁にもありましたが、生活関連サービス、特に買い物に不自由さを感じるのは私も実感しています。喫緊に解消すべき課題と考えます。私も個人的に、震災前に町内の大規模共同店舗で営業していた社長が同級生なので再開のお願いを何度も試みてはいますが、採算性などを理由に首を縦に振ってはもらえません。また、高木経産副大臣と議会との意見交換会の場でも、再開支援として、震災前と再開後の売り上げ差額の一部補填を要望しましたが、良い答えはもらえませんでした。このような背景もありますので、大変難しい課題とは承知していますが、町として買い物の不自由さ解消にどう取り組まれるのか、お伺いいたします。

➡企画財政課長=現在の取り組み状況ですが、町、担当課並びに福島相双官民合同チームによります町内事業者の戸別訪問から事業展開相談を実施するとともに、スーパー、ホームセンター等の出店についても働きかけを行っておるところでございます。



今日はここまで。