HIRO-P'S ROOM

撮影場所:和歌山県串本町 橋杭岩 2024年3月

四国・松山 バス旅行 後編

2011-12-04 23:08:01 | 日常・その他


 珍しく「バス」で旅行した四国・松山の旅。今日は後編として、11/27(日)に回ったところを紹介しましょう。

 ルート:松山・道後温泉~(しまなみ海道)~大三島~(しまなみ海道)~福山~橿原





 2日目は早朝6時から道後温泉本館(通称:坊っちゃん湯)に浸かってきました。ここも松山に来たら訪れているので、当ブログでも何回か紹介済みです。今回も2階席以上は行けず、1階階下の「神の湯」(400円)に入ります。さすがは日本最古の温泉というだけあって、6時の開館直後に行ったというのに、賑わっていました。ちなみに道後温泉本館は、2階、3階に上がるにつれて、利用料が上がります。「霊の湯」3階個室の利用料は1,500円だそうです。前も紹介したかもしれませんが、↑の写真の最上階で赤く灯っているのは「振鷺閣(シンロカク)」と呼ばれ、朝・昼・夕方の3階、時刻を告げる太鼓が鳴らされるそうです。



 朝食を済ませ、出発。我々の乗せた観光バスはR317経由で今治市から「しまなみ海道」に入ります。今日のコースは、今年の正月に行った「新春初乗りツーリングIN四国」の1日目に走ったコースの逆コースなのですが、今、当ブログの過去の記事を確認してみたら、ダイジェスト写真を投稿しただけで中身は未投稿でした(汗)。朝日の輝く、来島海峡大橋を渡って、瀬戸内海に浮かぶ大三島を目指します。


スティールハット

 大三島では、今治市伊東豊雄建築ミュージアム、「スティールハット」・「シルバーハット」を見学しました。この旅3回目の研修です。ここはボクと同じ会社に勤めるSさんが説明を担当されました。「スティールハット」は、多面体を積み上げた形で、内部には垂直の壁も柱もないのが特徴だそうです。鉄板で造られた建物で、エントランスホール・3つの展示室・サロン・テラスからなります。中に入ってみると、瞑想ができるような展示室もありましたが、ごめんなさい、「坂の上の雲ミュージアム」同様、平衡感覚が失われる建物で、またもや気分が悪くなってきて、早々に出ました・・・


シルバーハット

 これに対して「シルバーハット」はまともな(?)建物で好感が持てました。3.6m間隔のコンクリート柱に架け渡された梁に、ひし形フレームからなるアーチ状の屋根が載っているそうです。図面の閲覧ができるスペースや屋外ワークショップスペースからなります。







 実際は、このミュージアムの事務所として使われているようです。眼の前に広がる穏やかな瀬戸内海を見ながら仕事ができるとは羨ましい。仕事がはかどりそうな職場環境ですね。一度はこんな景色を眺めながら仕事をしてみたいものです。








 ↑の建物は、当初のコースには入っていなかったのですが、時間があるとのことで立ち寄られた昔ながらの小学校。いや、実はこのお隣の美術館に立ち寄られたのですが、美術のセンスがないボクは、こちらの建物の方が気に入りました。現役のように見えますが、今は廃校となって、民宿として利用されているそうです。木造の小学校というのも最近めっきり少なくなってきました。


日光東照宮を模した孝養門

 この旅最後の観光は、生口島にある「耕三寺」御参りです。実は今から10年ほど前に一度御参りしたことのあるお寺で、日光の東照宮を真似たということから「西の日光」と呼ばれているのは知っていました。でも今回、ガイドを聞いてびっくり。東照宮の他にも、室生寺を真似た五重の塔や、宇治の平等院を真似た本堂、大津の石山寺を真似た多宝塔などなど、日本全国の現存するお寺のしかも有名な建物を模した建物が多いとのことを聞き、本当に真似てOKなの?と思いました。言われてみれば、どこかで見た建物が多いのが、このお寺の面白いところ。このお寺は、実業家の耕三寺耕三という人が、母への報恩感謝の意を込めて、自ら僧侶に入り菩薩寺として昭和10年より生涯をかけて建立したとのことです。ともに世の中すべてのお母様にありがとうと心から手を合わせる「母の寺」として親しまれています(HPより)。


平等院鳳凰堂を模した本堂


室生寺五重塔を模した五重塔





 さらにこのお寺の面白いのは、洞窟があってその中に仏様が並べてあります。まぁ一つ一つに意味があるのでしょうが、これだけ全国津々浦々のお寺を模した建物がある上に、洞窟探検までできるというのだから、ある意味楽しめるお寺かもしれません。境内はトップの写真のように「もみじ」が見ごろになっていました。この旅で一番紅葉のきれいなところでした。



 「しまなみ海道」最後の尾道大橋を渡って、本州に戻ってきました。高速1,000円の休日割引が無くなって、スムーズに帰れると思いきや、行楽シーズンの日曜夕方とあっては、いつもの宝塚トンネル渋滞も発生していました。ここは観光バス運転手さんの知恵で、山陽道布施畑JCTから阪神高速北神戸線に入り、新神戸トンネル経由で三宮へ、そこから下道で六甲アイランドへ行き、阪神高速湾岸線に乗り、大阪市内には入らず、助松JCTから堺泉北道路、阪和道、南阪奈道の順で渋滞をできる限り回避して帰ってきました。まぁ個人で行く場合は、こんなルートを取ってしまえば高速代がかさむので走りませんが、きちんと定刻通りに帰って来れたので、バス運転手さんの知恵に感謝といったところです。

 今回の旅は、建築士会の旅行にお邪魔したというわけで、いつもとは違って、建物の見学がメインとなりました。変わった構造の建物も見学しましたが、やっぱり落ち着くのは、昔ながらの木造建築の建物でした。ちょっと保守的な考えでしょうか?どうも壁が斜めになったり、平衡感覚が失われる建物は、最後まで慣れなかったですね。また、機会があれば、こんな旅行も勉強になると思いました。



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