HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

四国・松山 バス旅行 前編

2011-12-02 23:19:10 | 日常・その他


 昨日からいよいよ師走。例年と同じように、年の瀬を迎えて気だけが忙しくなってきました。これから来年の3月までは、バタバタする時期。体調に気を付けて乗り切りたいものです。
 さて、11/26(土)、/27(日)の2日間、ボクとしては珍しく、「バス旅行」に行ってきました。市内の建築士会の研修旅行に参加・・・って私、ほとんど建築の知識はないし、もちろん建築士の免許もない身なのですが、知り合いに誘われて参加させていただいた次第です。旅行先は、「道後温泉」、行きは「明石海峡大橋」で、帰りは「しまなみ海道」という、これまた行き慣れたルートなのですが、要所要所で建築士の先生方による説明があり、いつもとはまた違った視点で行ってきました。

 今日は、前編というわけで、11/26(土)に回ったコースを紹介しましょう。

 ルート:橿原~(明石海峡大橋)~徳島・脇町うだつの街並み~松山・坂の上ミュージアム~道後温泉 大和屋本店泊



 ここ最近は、週末=雨の公式が成り立っていたのに、この2日間は天気に恵まれました。観光バス旅行は昨年の社員旅行以来1年ぶり。今回は、トイレ付きのハイデッカー車。いつもの社員旅行は引率も兼ねているので気ぜわしいのですが、今回は連れて行ってもらえるので気が楽。こうやって車窓から写真を撮る余裕もできました。GSがいくら見晴らしのいいバイクどいえど、ハイデッカーのバスの車窓には敵いません。↑は阪神高速湾岸線の住吉浜IC付近から六甲山を見たもの。雲ひとつない秋晴れの景色が広がっていました。



 普段なら前を見て、なかなか横を見る余裕のない「明石海峡大橋」からの景色も、このようにゆったりと楽しめました。





 明石海峡大橋大橋を渡ってすぐのところにある、淡路SAで最初の休憩。澄み渡った青空に、数本のひこうき雲が伸びていました。



 大鳴門大橋を渡って四国入りです。





 昼過ぎに到着した、徳島県・脇町の「うだつの街並み」で最初の研修が始まりました。Yさんより、「重要伝統的建造物群保存地区」の説明を受け、この街は「阿波特産の阿波藍と生糸生産で栄えた吉野川中流域にある商家町。本瓦葺・大壁造白漆喰塗りで、2階軒下に装飾的なうだつをもつ特色ある町屋群が豊かな町並みを形成している」旨の説明を受けました。この「うだつ」はもともとは火事の時の延焼を防ぐ役割のあるものとして造られたものですが、家の位を表すものとして、特色のある「うだつ」が楽しませてくれます。ぱっとしないという意味で用いられる「うだつがあがらない」というのは、ここから来ているそうです。
 この脇町の「うだつの街並み」は、重要伝統的建造物群保存地区に昭和63年12月に指定され、現在は明治時代頃のものを中心として、江戸中期~昭和初期の88棟の伝統的建造物が建ち並んでいるそうです。



 街並みを散策していたら、人懐っこい「猫」を発見!ホントに人懐っこい性格で、首周りを触っていたら、じゃれてきました。天気も良いし気分が良かったのでしょうか?



 四国は近年高速道路網が発達しているので、徳島・脇町の次は2時間ほど高速道路に乗って松山に到着。ここで2つ目の研修、「坂の上の雲ミュージアム」見学となりました。ここは、ボクの同級生であるO君が説明を担当しました。説明によると、この建物は有名な「安藤忠雄建築研究所」が設計され、「正三角形の平面を持つこと」が最大の特徴だそうです。「床タイル、トップライトなどのパーツにとどまらず、建物自体が逆三角錐のような形態であり、断面も三角形を描いています。」って、書いたところで、ここは司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」が紹介された博物館。どちらかといえば小説ファンの集まる場所と思って入ってみたら、熱心に建物の構造を見ている人が多いのにビックリ。しゃがみこんで細かな装飾を見ている建築学部風の学生団体など、建築的にも素晴らしい建物なんでしょうな・・・とボクも各フロア一通り見終えたところで、なんだか気分が悪くなってきました。どうやらこの建物、微妙に壁が斜めになっていて、平衡感覚が失われることによることのようです。やっぱり建物は縦と横が垂直になっていないといけないと思うのは、ボクだけでしょうか?






 たっぷりと見学の時間が設けられていたのですが、気分が悪くなってきたので、早々に外へ出ました。とはいえ、地図も何もないので、下手にぶらぶらすることもできず、通りを走る路面電車を眺めていたら、かわいいSLが登場。これ「坊っちゃん列車」と呼ばれていて、夏目漱石の「坊っちゃん」の主人公がこの列車に乗ったことで、この愛称が付いたそうです。以前もこのブログで紹介しました(記事はこちら)。まぁSLと言ってもみかけだけで、中身はディーゼルなのですが、「ポッポー」ていう気笛も鳴るし、運転手さんも車掌さんもレトロな制服を着られているし、雰囲気は満点です。

<-- 坊っちゃん列車 -->

↑再生マークをクリックすると動画が始まります。



 全国的にも珍しくなった路面電車と一緒に走る「坊っちゃん列車」。末永く松山の街を走ってほしいものです。



 道後温泉の宿に着いて、一休憩した後は、道後温泉の街を散策しました。↑は新たな観光名所(?)となっていた「からくり時計」。ちょうど18時になったので、からくりが始まって、その一部始終を見ることができました。宿に戻って宴会タイム。1日目はあっという間に終わりました。



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