今日、明日は連休。よく考えてみたら、10月の連休からバイクに乗っていない・・・というわけで、午後から三重県方面へツーリングに出かけてきました。
コース:自宅→(奈良・橿原)→(R166・R369・R368他)→伊勢奥津→(R368)→飯南→(R166他)→自宅
距離:165㌔
久しぶりのツーリング。前回と比べると気温がグッと下がっているので、上は冬用のジャケット着用、下は前回紹介した、ゴアウインドストッパー内蔵のGパン+タイツを着用しましたが、今回のコースではこれでも寒かった・・・もう完全冬装備でツーリングに行かないといけない季節になったと実感しました。今回は久しぶりにローカル線の終着駅を見たくなり、せっかくなら廃線跡ではなく、列車の来そうなところというわけで、JR名松線の終着駅、「伊勢奥津駅」を目指すことにしました。自宅からは1時間30分。午後からのツーリングでは、ちょうどいい目的地です。
世間は3連休の中日。明日の雨を見越してか、いつもはほとんど渋滞しない桜井市内が大渋滞。まぁおそらく談山神社の紅葉を見に行く車と思われますが、だいぶと手前から渋滞していたから、到着するころには日が暮れているかも・・・と余計な心配をよそに慣れないスリ抜けで先を急ぎます。何せこの名松線というのは超ローカル線で1本逃すと2時間待ちは当たり前のダイヤなのです。
桜井市内を抜けると渋滞は解消し、あとは峠を一つ一つ越えていくだけ。峠を越える毎に気温が下がるのが分かります。R369→R368の奈良県側は概ね道路改良されているので、快走。久しぶりの晴れの休日についついアクセルを全開にしてしまいました。
伊勢奥津駅には予定通り自宅から1時間30分、14時30分に到着。時刻表を見ると15時14分発とあるので、それまで伊勢奥津の町を歩いてみることにしました。この町は伊勢街道で発達した町で、街道沿いには古くからの建物が並んでいます。
駅から3分ほど歩いたところにある、雲出川の渓谷は紅葉がきれいでした。水も澄んでいます。
駅に戻ってみると、松阪行きの列車が入線していました。1両編成のディーゼルカーですが、今日はハイキング客数組、乗り試し組もいて、車内は賑やかそうでした。何度かこの駅には来たことがありますが、今回が一番賑わっていました。
伊勢奥津駅の時刻表。ハイキング客にはこの過疎ダイヤを見て、皆驚いている様子。以前は松阪行きばかりだったのが、いつも間にか鳥羽行きや伊勢市行きができていました(単なる間に合い運用?)。
この駅には旅ノートが綴られています。関西(東海?)では珍しいですね。この名松線は、松阪と伊勢奥津を結ぶ行き止まりの路線。路線の由来としては「松」は松阪、「名」は名張を指しますが、この駅から先は建設されることなく、今に至っています。この駅の終端にある蒸気機関車が運転されていた時代の給水塔が残っていて、これが雑誌等で紹介されて、静かなブームとなっているわけです。
鉄道が名張まで伸びなかった代わりに、その区間にはバスが今も運行されています。ちょうど、松阪からの列車が到着した後、無人の乗客を乗せたバスが名張へ向けて発車していきました。
15時14分、1両編成の列車が松阪へ向けて、ゆっくりと走り出しました。ちょうど雲の間から太陽が出てきて、いい感じの写真を撮ることができました。今回は動画も撮影しましたので、どうぞ。
<-- JR名松線伊勢奥津駅Ⅰ -->
<-- JR名松線伊勢奥津駅Ⅱ -->
↑再生マークをクリックすると動画が始まります。
次の列車まで2時間待ち。賑やかだった駅前は一気に閑散としてしまいました。駅前に立つ1本のイチョウの木は今が見ごろ。ボクも先を目指して後にしました。
この後、R368の難所、すれ違いが困難な峠道を越え、旧飯南町へ。その後R166で高見峠経由で帰ってきました。旧飯高町を過ぎたところで日が落ち、高見峠を越えたところにあった気温計は「6℃」。最初に書いたように、ツーリングは10月の連休以来でしたが、冬のツーリングのようでした。行きとは逆で峠を越えることに暖かくなっていきましたが・・・紅葉はまだしばらく見れそうなので、また違うところの紅葉も紹介できたらいいですね。