HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

安芸灘 とびしま海道をゆく PART4

2011-12-13 21:59:16 | バイクロングツーリング


 今年のG.W.に行った安芸灘とびしま海道。PART3まで投稿しておいて、それ以降は投稿できていなかったので、そろそろ再開します。

PART4 安芸灘とびしま海道後編

2日目 5月6日

ルート:下蒲刈島→上蒲刈島→豊島→大崎下島→岡村島(岡村港)

 呉市から5つの島を7つの橋で渡る「とびしま海道」。前日は有料の安芸灘大橋を渡ったので、今日は残り6つの橋を渡り、今治行きのフェリーが発着している岡村島の岡村港を目指す。ボクのいつも見る1999年発行の「ツーリングマップル中国・四国編」では、本州と下蒲刈島に架かる「安芸灘大橋」と上蒲刈島と豊島に架かる「豊島大橋」は、まだ架かっていない。これがすべて架かって全通したのが’08年11月だそうなので、まだ全通から3年も経っていない(当時)ルートだ。



 泊まった宿は、早朝から人の動きがあるなぁと思っていたら、海釣りをする人が結構この宿を利用して、早朝から釣りに出かけるのだそう。客室からの眺めは、↑のように全室瀬戸内海を眺めるオーシャンビュー。これで天気が良かったら申し分ないけど、残念ながら、昨日と同様黄砂の残る、もやもやとした天気になりそうだった。



 のんびりと瀬戸内海の島々を巡りたいところだけど、四国へ渡るフェリーが1日4便しかなく、岡村港が9時55分発なので、9時30分ころには港に着いておきたい。宿から岡村港へは、直線距離で25kmほど。各々の橋の写真を撮りたいし、できれば島を1周したい。まずは、本日第1番目の橋、「蒲刈大橋」を渡る。この橋は、「とびしま海道」の中で一番古い橋で今から30年以上前の’79年10月に開通している。全長は480m。上蒲刈島は割と大きい島なので、南海岸のルートで、豊島へ渡る。



 本日第2番目の橋は、「豊島大橋」。全長903mで「とびしま海道」の中では安芸灘大橋(全長1,175m)に次ぐ2番目に長い橋である。この橋が’08年11月に開通して「とびしま海道」の現在の形となった。



 豊島は1周10kmもなさそうなので、反時計回りに1周してみることにした。島の東側は漁村となっていて、一番最後に本州と繋がった島からか、今までの島とは違い、ご老人方が家の軒先で井戸端会議をされている光景があちこちで見かけ、のんびりとした時間が流れていた。人情あふれる島なのだろう。本日のトップの写真は、この漁村で撮ったもの。時間があれば、この島でゆっくりしたいと思う。





 第3番目の橋は「豊浜大橋」。全長543mの橋で’92年11月の開通となっている。大崎下島も結構大きな島なので、1周は断念する。



 大崎下島は北海岸沿いに走った。この島からは大崎上島や「しまなみ海道」の大三島も遠望できた。時間が押してきたので、重要伝統的建造物群保存地区に設定されている「御手洗地区」は、バイクからの見物のみ。「とびしま海道」のパンフレットには1666年頃から開発され、西日本の物流の中心となる江戸時代には、米の値段も「御手洗相場」と言われ、この御手洗で決まっていたと紹介されてあり、物流・文学・遊郭で栄えた江戸港町と書いてあった。かの坂本龍馬や西郷隆盛、吉田松陰、伊能忠敬、シーボルトが来た町とも書いてあり、この港町が江戸時代重要な位置にあったそうだ。





 大崎下島からこれから渡る「中の瀬戸大橋」と「岡村大橋」を遠望する。どちらも狭い海峡に架かる橋で全長はそれぞれ251mと228mとなっている。



 その前に第4番目の「平羅橋」を渡る。この橋の全長は「とびしま海道」で一番短い98.5m。開通は’95年。普通の川を渡る感覚で、次の島へ渡る。







第5番目の「中の瀬戸大橋」(開通は’98年11月)を渡り、最後の橋「岡村大橋」(開通は’95年)を渡る。この橋の真ん中付近には県境が通っていて、「愛媛・広島」の文字が大きく書かれていた。ボクは広島県から愛媛県に入る。





 「岡村大橋」を渡り切ったところにパーキングがあったので、小休止。先ほどこの橋を撮った「大崎下島」方面を見る。フェリーの時間の関係から駆け足になってしまったけど、近くを走る「しまなみ海道」とは比較にならないほど、のどかな瀬戸内の島々を手軽に渡れるのが、「とびしま海道」の魅力。特に観光地があるわけでもなく、名勝地もほとんどないけど、もっと時間をかけてのんびりと走ってみたくなるところだったと思う。



 時間内に岡村港に到着。ここから四国・今治港行きのフェリーが出ている。便数は、6:50発、9:55発、13:10発、16:15発の4便(当時)しかない。別に旅客船も2便あるようだけど、1つ乗り遅れると大変・・・ここから今治港までは1時間の船旅。小さなフェリーにGSを乗せ、瀬戸内海クルーズ(?)に出航する。



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