今日から4日間の夏期休暇。今年は先月に海外旅行に行ったので、どこも行く予定を立てていない。今年の夏、蒸し暑過ぎて外に出るのも億劫になってしまう。まぁそんなわけで、今日はもう1ヶ月前となった社員研修旅行1日目をどうぞ。
7月2日 1日目 part1 ワイキキの街を歩く
前回無事ホノルル国際空港に降り立った後、入国審査という審査を受ける。ボクが当たった入国審査官って日本人ぽい人だったので、日本語話せると思ったら大間違い。片言の日本語しか話せない(当り前か・・・)。目的と滞在期間を聞かれる。目的は「観光」だけど、滞在期間って「あれ?いつまでハワイにいるんだったけ?」と慌てて旅行会社のしおりを取りだして確認。7月6日までと伝えると通してくれた。こうゆう場って悪いことしてなくても緊張してしまうね。何とか(?)入国審査に合格して、晴れてアメリカの大地に立つ。旅行会社の人から滞在中の案内書類を受け取り、迎えのタクシーでひとまずホテルへ。タクシーといってもセダンではなく、黒塗りのキャデラックのSUV、しかも運転手はサングラスをかけた黒人の男性。これだけでもアメリカへ来たって感じがして、なかなかカッコイイ。旅行会社のしおりには「ライライ・タクシープラン」って書いてあったからもっと大衆車が迎えに来ると思ってた。
空港からワイキキのホテルまでは20分ほどの道のり。空港を出発してすぐにハイウェーに入る。道幅が広い!キャデラックは悠々と一番左側車線を走る。あれっこれって追い越し車線?メーターを見ると60~70の間を指しているけど、この地はマイル表示。時速100~110キロで走っているわけか。今回のメンバーで唯一英会話ができるY氏が運転手と会話される。Y氏はそのやり取りを日本語に翻訳してくれるから分かりやすい。
ちなみに第1陣、2陣が借りてたレンタカーやレンタバイクを借りようかという話も出ていたけど、このタクシーに乗って断念することにした。この運転手が非常にスムーズに運転されているのを見て、慣れない地での右側通行、しかも特殊な右折方法など万が一のことがあったらあかんなってことになったわけ。
ホテルに到着。今回宿泊するホテルは"Hyatt Regency Waikiki" 40階建てのツインタワーの超大型ホテル。タクシーはこの南側の玄関に到着。荷物を降ろすやいなやポーターが現れて「私に任せなさい」といった感じで荷物を持って行った。スーツケースには旅行会社が用意した名札が付けてあるけど、この人大丈夫なのか?まぁあとで泊まる部屋にスーツケースが届けてあったから問題がなかった。
到着は11時半すぎ。まだチェックインはできないので、旅行会社のツアーデスクに向かう。実は社員研修旅行でありながら、現地での予定はフリー、「自分たちで考えなさい」というスタイルなので、ホテルやビーチでのんびり過ごすというのもOKなんだけど、せっかくここまで来てるのだから観光もしてみたい。でも出発前に決まっていたのは、1日目の夕食と2日目参加するツアーだけだったので、3日目以降は自分たちで考える必要がある。そんな時に役立つのがホテル内にあるツアーディスク。このあたりは大手旅行会社のツアーでメジャーな観光地だから困ることはない。
建設業のノリで男性4人、どかどかとツアーディスクに押しかけて、「何かいいツアーある?」っていっても、相手の方は困惑するばかり。でもこの時相手していただいたMrs.M(日本人)には、この後最終日まで色々とお世話になることに。ホンと親切にご対応いただきありがとうございます。
無事、滞在期間中の予定も組むことができ、お昼時になったので、ランチを食べに街に出ることになった。
↑ 15.07.02 12:20
ホテルから一歩出ると暑い!まぁ来る前から分かってたことだけど、出発時の日本は少し半袖では肌寒いくらいの気候だったから、常夏の地に来たなぁって感じがした。↑のツインタワーが今回泊まったホテル。海外=危ないっていうイメージがあったけど、いたって普通。信号機は慣れが必要かな?ちなみに信号無視すると警察の罰金刑になるとか。今回、タブレットのカメラは自動で現地時間に変更されてたけど、デジカメの方はそんな機能がないから、日本時間で記録されていた。それによると↑の写真は日本時間だと、15.07.03 07:20。19時間の時差がある。普段なら会社に着く時間。でも飛行機であまり眠れなかったから、正直眠たい。この後少しウロウロして結局、第1陣、2陣も初日に行ったという「ウルフギャング」というステーキハウスで昼食となった。
初めて入る海外のレストラン。とはいっても周りの客はすべて日本人。ここではハンバーガーを注文。で、出されたのは↑の写真。美味しいけど、量が半端じゃないな。マクドのハンバーカーとは根本的に違う。でも向かいのカップルは目を疑うほどのボリュームのステーキを注文しているし、これくらいなら何とかなるかなと思って食べるが、結果は何とか残さずに完食。ボクも30代後半になってきて全体的に食べる量は減ってきてるので無理ないかと思ってたら、ボクよりグッと年上のY氏、N氏は軽々と食べておられる。さすがは現場監督!パワーが違う。今回のツアーで一番長老のH専務は、持ち帰り用のパックに残り物を詰めてもらっていた。良く見れば向かいのカップルもステーキを詰めてもらっていて、食べきれないものはきちんとパックに入れてくれるらしい。このあたりは日本との文化の違いなのかな。文化の違いといえば”チップ”を払うというのも日本にはない習慣。旅行会社の事前の説明で「レストランを利用した時は必ずチップを」と言われていたので、忘れることは無かったけど、この時は金額の15%とか18%とか払うことには違和感があった。
さて、食べ終わってから重大な事件が・・・なんとY氏が空港で旅行会社からもらった滞在中の案内書類をどこかで無くしてしまったのだ。そう、今回のツアー、案外書類だらけで袋にまとめるんだけど、この作業がなかなか大変。この案内書類は部屋単位でN氏とボクの書類はボクが持っていたので問題なかったけど、H専務とY氏のが無くなったわけ。とりあえず、ツアーディスクを訪ねた時に滞在中の朝食券と夕食券はボクが預かっていたから一安心だけど、帰りの空港までのタクシーチケットやバスのフリーチケットが無くなってしまった。「自己責任」とはこの地では当たり前だろうけど、先ほどどかどかと押し寄せたツアーディスクへ平身低頭謝りと今後の対応に伺う。まぁこんなことはよくある(?)ことのようで、Mrs.Mは慣れた手つきで「再発行」してくれた。ヨカッタ。でもこの一件で皆さんの書類をボクが持つ羽目になった。総務部はこんなところでも仕事をしなければならず大変、大変…
さて、事件が解決してもホッとする間もなく、明日のツアーのチケットの支払いを済ませるために街に出る。夕方のツアーの集合時間まで2時間。チケット売り場のある会社まではホテルから2kmほど。まぁ日本なら余裕なんだけど、さすがに海外なのでそんなわけにはいかない。Mrs.Mに教えてもらった旅行会社提携のバスは迂回をするので、時間がかかりそう…N氏と相談して「歩いていこう!」ということになった。ちなみにN氏は会社のツーリングで一緒の方で若いころはアメリカ本土に住んでいた経験もある方。こんな方と一緒だと心強い。今回の旅の為に購入した「地球の歩き方」という本を片手に歩きだす。ちなみにN氏によると、ガイドブックを片手に歩くと背後から襲われ危険らしい。ガイドブックは見通しの良いところで周りに気を遣いながら見るのが鉄則という。まぁWaikikiの街はそんな物騒な感じもしなかったけど、念には念を入れてN氏のアドバイスに従う。
歩いてみてブランドの専門店が多いことに気付く。中には日本でも超有名なブランド店が瓦葺の和風の建物構えをしているんだけど、良く見ると鬼瓦が無いし、どうも貧相に見えてしまうのは日本建築を知らない人が造ったのだろうなと思わせる。まぁ日本の洋風建築物も海外の渡航者から見れば同じような視点になっているのだろうな。このあたり、建築・土木の監督をされているN氏と一緒なので、色々なアドバイスを受けられる。下水の工事は、日本では考えられないくらいスケールが大きいらしい。初めて歩く海外の街。走っている車も個性的な車ばかり。もちろん軽自動車は走っておらず、ボディの大きな車が悠々と走っている。
歩き疲れたころ、ツアー会社のオフィスに到着。中に入ってみて、スタッフの方々は日本人で日本語が話せて一安心。このツアーは”OneDayパールハーバー”というツアーで前回の社員旅行で参加されたツアー。Mr.Hの案内がとても良かったというわけで、出発前に申し込んだ。「できればMr.Hの案内で」と申込時に伝えていたら、明日はMr.Hが来てくれるとのこと。どんな人か分からないけど、希望がかなってラッキー。ツアー代金を払ってオフィスを後にした。
帰りはMrs.Mに教えてもらったバスに乗って帰ることにした。次のツアーの時間が押し迫っている・・・なのに、渡されたバスの路線図はさすがに初めての人には分かりづらい。とりあえずバスの停留所と思われる所でバスを待つ。我々がフリーパスで乗れるバスは「JALPAK」と書いたバスらしい。10分毎に走っているらしいけど、それらしいバスは一向に来ない。まぁ日本人向けのバスの多いこと。一番よく見たのは「JTB」のバス。きちんと日本語の行き先表示がされていて親切。ただこの「JTB」のバスは提携外なので乗れず「JALPAK」のバスを待つ。結局20分ほど待っただろうか、ようやく「JALPAK」のバスが来て乗りこむ。行き先表示は日本語だけど、運転手は現地人なので、片言の日本語しか通じない。ホンとにホテル前の「デューク・カハナモク像」へ行くバスなのか不安だったけど、走行経路を見る限り、路線図通りに走っているから問題ないか。余談だけど、このバスは「トロリーバス」と呼ばれていて、「地球の歩き方」にもワイキキの散策にはトロリーバスが便利とかかれてあったから、ワイキキの街には架線の下に電気バスが走っていると思っていた。日本でもトロリーバスといえば、今は立山黒部アルペンルートにしか走っていない。さすが環境意識の強い地域だなぁと思っていたら、実際は昔は知っていた路面電車をモチーフにしたバスらしい。↑の写真の半分オープンカーみたいなバスだった。
思っていたトロリーバスとは違ったけど、足元に壁がないから風はダイレクトに届いてきて気持ちがいい。運転手は女性で賑やかな方だったけど、何を言っているのかは瞬時には分からない。途中、地下駐車場みたいな所に入って一瞬ドキッとしたけど、ここがトロリーバスの起点のDFS(免税店)であることが分かり、路線図通りホテル前の「デューク・カハナモク像」に無事到着。初めての海外街探索(?)が無事終了した。
ホテル前のビーチは海水浴客で賑わっていた。この時点で次のツアーの集合時間まで30分。慌ただしくチェックインして到着時に預けたスーツケースが無事部屋に届いていることを確認して、出発の準備・・・まぁN氏共々、旅慣れているからできる技なんでしょうね。普段の社員旅行だったら絶対にこんな分単位の行動は無理。
さて慌ただしく準備をした後、次のツアー”star of Honolulu"号で行く"star dinner cruise”へ。「やっぱりハワイに来たら海でしょ」というわけで、サンセットクルーズのコース。それにしても1日が長い!ホテルから港までのバスの道中は爆睡状態。でもこれで気分爽快になり、乗務員の「Aloha!」の掛け声ととともに船内へ入る。
シンボルの時計台を見ながら、いざ出航!太平洋なのでもっと揺れるかと思えば、ほとんど揺れず快適。ひとまず我々の泊まっているホテルの方へ向けて舵を取る。海から見るワイキキの街もなかなかいい。
昼食と同じくボリュームたっぷりのコース料理。蟹の食べ放題が売りらしいけど、日本で食べる蟹と違って盛り合わせは豪快。一旦食べ終えるとウエーターが「more?」とか言ってさらに蟹を追加してくれるのはいいんだけど、これまた豪快すぎて食べきれないよ。結局最後は蟹食べ放題みたいな感じになってきたので、甲板に出て海の風を受けることにした。
船はだいぶと進んで、この旅で一度は行くであろう「ダイヤモンドヘッド」が見えてきた。半島の先にある大きな岩山。まだこの時はそのスケールは分からなかったけど、夕陽を受ける「ダイヤモンドヘッド」の存在は抜群だった。
船内に戻ると洋上ショーが始まっていた。
民俗衣装を来た異国の男性、女性がハワイアンミュージックをバックに色々な踊りを披露してくれる。テレビで見たことはあっても実際生で見るのは初めて。情熱が伝わってきてなかなかいい。間近で踊ってくれるから迫力満点のショーだった。
で、最後は先ほど蟹を豪快に盛ってくれたウエイターが「一緒に踊ろう!」というわけで、気が付けば、ボクも踊りのメンバーの一員に。↑の写真の右の女性、正直、蟹を盛ってくれた時は豪快過ぎて、マナーも何も無い人だなぁと思ったけど、この場の盛り上げ方がうまくて正直感動した。これがハワイ流のおもてなし方なのかって。言葉ではうまく書けないけど、日本だとこんな盛り上げ方ができるウエイターはいないと思う。乗せられやすいボクは(?)すっかりこの踊りにハマってしまい、気が付けばサンセットが終わりかけだった。「しまった」とも思ったりしたけど、明日からのツアーが楽しみになってきた。「ハワイってなかなか楽しいところなんじゃないか」って。
終わりかけのサンセット。実はこれがこのツアーの見どころ。やっぱり日の出や日没の太陽ってどこでみても感動もの。
日が暮れてくればこのクルーズも終わり。デザートのココナッツ入りのアイスクリーム(美味しい!)をほおばっていたら、先ほどのウエイターの女性がきて「enjoy?」って声をかけてくれたので、迷わず「I'm enjoy!」と言って握手をした。なかなか気持ちのいい挨拶。
時計台が見えてきて、このツアーも終了。長~い7月2日も終わろうとしている。慌ただしい一日だったので、明日からはのんびりと過ごしたい。
最新の画像[もっと見る]
- 4月1日~4月30日 トレーニング 5年前
- 4月1日~4月30日 トレーニング 5年前
- 4月1日~4月30日 トレーニング 5年前
- 3月1日~3月31日 トレーニング 5年前
- 3月1日~3月31日 トレーニング 5年前
- 3月1日~3月31日 トレーニング 5年前
- 3月1日~3月31日 トレーニング 5年前
- 3月1日~3月31日 トレーニング 5年前
- 3月1日~3月31日 トレーニング 5年前
- 3月1日~3月31日 トレーニング 5年前