5月4日 2日目 PART6 千枚田散策
ルート:丸山千枚田→(R249)→輪島 ルートイン輪島泊
2日目走行距離:198㎞
本日最後のハイライトは、白米千枚田。交通量の少なかったR249の中で、ここだけは、かなり混雑していた。道の駅があって、そこにバイクを停め、上から千枚田を見る。日本海を望む急な斜面に造られた棚田、千枚の田と書くが、実際には1,004枚あるらしい。このブログにも奈良県明日香村にある「稲淵の棚田」(記事はこちら)や、三重県紀和町にある「丸山千枚田」(記事はこちら)を紹介したことがあるけど、海を望む棚田は今回が初めて。ちょうど田んぼに水が入り、それが夕日に照らされて、キラキラ光る光景は幻想的。上から見ると、遊歩道があって下の方まで歩いていけそう、しかも観光客が少なそうだったので、散策してみることにした。
実際歩いて下ってみると、かなり急な斜面に造られたことが分かる。↑の写真のように、水が上の田から下の田へ、うまく流れるようになっている。農耕機械は入れないから、すべてが手作業で造られているのだろう。「棚田は、苗植えから収穫まですべて人力でするしかなく機械化ができないので、棚田を手放す農家が多い」と習ったのは小学校か中学校の社会科の時間だっただろうか、ここでは人力で絶え間ない努力をされる農家がおられたからこそ、このような日本の原風景が残ったのだろう。
田んぼの水面を良く見ると、無数の「おたまじゃくし」が泳いでいた。こんなにたくさんの「おたまじゃくし」を見たのは小学生の時以来だろうか、もうすぐ賑やかな声が聞こえてきそうだ。
17時が回り、いよいよ日の入りの時間が近づいてきた。田んぼの水面にも太陽が映し出されている。バックの日本海の輝きと棚田の輝き、ここに来てよかったと思う瞬間だった。
輪島市内に入ると大きな客船が目に入ってきた。そういえば、輪島港が旅客船対応の岸壁が完成したのを祝って、「にっぽん丸」が入港することを朝のニュースでやっていた。2万トン超の旅客船だから遠目で見ても、かなり大きい。明日の朝にでもゆっくり近寄って見物しようと思っていたら、宿で荷を解いている時に汽笛が鳴って、出航したのは残念だったが、この「にっぽん丸」の輪島港入港は、地元にとっては念願のことだったようで、見物客が多く、その日の夜のニュースでもトップで取り上げられていた。
2日目は、能登半島を満喫できて、大満足。天気が良かったことに感謝する。
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