今日は曇りがちのあいにくのお天気でしたが、2年前にも行ったことのある「奈良モーターフェア2012」が奈良市の奈良競輪場内で行われていたので、行ってきました。コンセプトカーが並ぶモーターショーとは違い、現行の車が一同にラインナップされているので、見るだけの人には便利。登場直後の車を見れるのも、この種のイベントのいいところです。
前回の記事を見ていると(記事はこちら)、電気自動車やハイブリット車が幅を利かせていましたが、それに比べれば今回は地味？そんな中、今後の日本の自動車交通の主役になるかもしれない車を発見！トヨタの「コムス」という一人乗りのマイクロEVカー。全長2,395mm、全幅1,095mm、全高1,500mmという超小型のボディ。1回の充電で走れる距離は50ｋｍとのことで、街乗りにはベストな車じゃないでしょうか？価格は668,000円からと軽トラと同じような価格帯・・・荷物をたっぷり乗せられる軽トラか駐車スペースに困らない「コムス」か、なかなか悩むところですね。ちなみに今後はマイクロカー専用の免許もできるとかで、高齢化社会が進むにつれて、この種の車が増えるかもしれませんね。
最近、奈良でも日産「リーフ」を見る機会が増えてきました。100％電気自動車の「リーフ」。今後は、住宅と組み合わせて、緊急時の電力補給に使うこともできるようになるなど、自動車の概念(移動)を超えた使い方もできるようになってくると、いよいよ電気自動車の時代に突入しそうですね。2ストバイクが希少になったのと同じように、10年、20年後はガソリン車も希少になっているかも？
日本では、すっかり影の薄くなったセダン群。上から順番にトヨタ「カムリ」、同じく「カローラ」、スバル「インプレッサ」、日産「シーマ」。「インプレッサ」なんて、いつの間にこんなに大きくなって立派な出来になったのかと驚かされましたが、ファミリー層はＲＶ車や軽自動車に集まっていて、見る人が少なかったのは仕方のないところでしょうか。
スズキ「ワゴンＲ」は発売直後とあって人気を集めていました。もう「アイドリングストップ」なんて当たり前。「エネチャージ」なんて難しい言葉を使って、低燃費性能を全面的にアピールした今回の新型「ワゴンＲ」。デザインは前モデルとほとんど変わっていないように思いましたが、軽自動車の王道だけあって使い勝手もよさそう。質感もかなりのものでした。
ホンダ「Ｎボックス」。これも売れているそうですね。いわゆる背高い系の軽自動車ですが、荷物がたくさん乗りそうなデザインが受けている感じです。この展示車の価格は1,742,250円(！)。何だか本当に軽自動車の価格なのかって思いますね。室内も軽自動車と思えないほど広々しているし・・・ちなみに、この広さを利用した車中泊ができる仕様も展示されていました。車椅子対応のモデルも展示されていて、今後もバリエーションが増えるかもしれませんね。
ダイハツ「ミラ・イース」は好感の持てる車でした。昨年まで会社でだいぶと古い「ミラ」を使っていたので、そのイメージで乗ってみたら、乗車姿勢が自然で随分と立派な車に乗っている印象。後席も広くて4人乗車も問題なさそうです。価格も先ほどの「Ｎボックス」の半額くらいだし、普段の街乗りならこれで十分でしょう。
外車勢は、ＢＭＷとベンツ、クライスラー、ＶＷ、ミニが展示されていました。いずれも展示台数は少なめ。新型のＢＭＷ3シリーズは328iの展示。一昔前の5シリーズに迫る大きさだけあって、立派になった感じがしました。
JAFのブースでは、トヨタ「メガクルーザー」の展示。これって確か自衛隊が災害等で悪路を派遣するような車。幅が2,170mmもあり、運転席に座った印象はかなり幅が広い。普段なかなかお見えにかかれない車とあって、注目度満点でした。以前もトヨタの「FJクルーザー」を使ったJAF救援車を見たことがあるし、結構JAFって、珍しい車を使われていますね。
そのほか会場ではチャリティーオークションや試乗会も行われていて家族連れで賑わっていました。
帰りは、「来来亭」というラーメン屋で昼食。最近、よく見かけるラーメン屋さんですが、食べるのは初めてです。ネギ多めで頼んだら、麺が見えなくなるほどのネギ大盛りで出てきました。スープが少し濃いめでなかなか美味しいラーメンでした。定食系も結構種類があって、なかなかクセになりそうな味で、満足しました。
