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昨日に引き続き、本日も秋晴れの天気予報。今年も爽やかな季節の中、ツーリングができるのは今のうち・・・でも昨日GSを車検に出したので、久しぶりにCB400Four (NC36) で走ってきました。
コース:自宅 (奈良・橿原)→(R169他)→熊野→(R42・R311他)→三木里→(R311・R42)→尾鷲→(R42)→大台→(R422・R166他)→自宅
距離:300km
CBで長距離ツーリングが久しぶりなら、紀州へツーリングに出かけるのも今年の3月以来久しぶり。今回は東紀州を回るルート。突出した観光地がない代わりに、行き帰りは山岳ロード、その間は素朴な漁村を繋ぐ、日本の原風景を楽しむようなコース。
行きはR169で熊野へ向かう。昨年9月の台風12号の被害から1年が経ち、前回今年の3月に走った時に、迂回路となっていた道の駅川上周辺は、仮設橋が架けられた為、迂回路が解消され、ほぼ通常の形態となっていた。ちなみに↑の写真、前回は大滝ダムの試験貯水で水位が上がっていたのが、試験貯水が終了したのか、水位が下がっていた。
心配していたCBの調子は全く問題なく、快調に走る。免許とりたての頃は、よくこの辺りに走りに来ていたから懐かしい。順調に「伯母峰ループ」、「伯母峰トンネル」を超えて、上北山村に入ると新たに「和佐又トンネル」が開通していた。平成19年1月に起きた土砂崩落でR169が通行止めになり、住民生活に多大な影響をもたらしたことから造られたこのトンネル。もともと坂の急な区間だったから、このトンネルもかなり急に造られていて、南向きに走ると今までに経験したことのない急な下り坂のトンネルになっていた。ちなみに出口が急カーブになっているから、調子に乗らないように!
いつもと同じ「道の駅吉野路上北山」で休憩。河原へ降りてみる。前回は土砂が残っていた河原は、きれいに取り除かれ、清流が戻っていた。バイクも入れ替わり入ってきて、以前の姿に戻ってきた感じがした。 R42に入りちょっと走ったところにある「道の駅熊野」で昼食を取る。
食後は売店を覗いてみる。地元の木材加工品の販売コーナーを見たり、熊野古道グッズを見る。以前はこんなものあまり興味が無かったけど、興味を持ちだしたのは、年のせいか・・・木材加工品は「ひのき」を使った棚や脚台など売られていた。熊野古道グッズコーナーで「KODO」、「熊野」と書かれた渋い色のTシャツが売られていたので、購入。もうTシャツを着る機会は来年になりそうなのに、記念に買っておいた。
以前も紹介したボクお気に入りの海水浴場、「三木里海水浴場」へ今回も立ち寄った。行くまでの道中、熊野尾鷲道路の建設が急ピッチで進められていた。以前紹介したように一部区間は供用が開始されているが、こんなところにも高速道路が建設されるなんて、時代は変わったなぁと思うしかない。「三木里海水浴場」は以前とは変わらず、ホッとする。後ろを名古屋と紀伊勝浦を結ぶディーゼル特急「ワイドビュー南紀」が通過する。高速道路が開通したら、こんな風景も変わるかもしれない。
この時期だから、海水浴客はおらず、太平洋の少し荒々しい波音を聞きながら、しばし昼寝タイム。地元の人だろうか、釣りをしている人、散歩している人、ごく日常ののんびりした時間が流れていた。
CBも快調に走る。やはり1年の中で気持ちよく走れるのは、この時期。すれ違うライダーも、ピースサインを交わし気持ちよさそう。
紀伊長島の手前の「道瀬」という漁港に立ち寄ってみる。横では漁師さんが網の手入れをされていて、沖合にはポツポツと島が浮かび、穏やかなところだった。
「道の駅紀伊長島マンボウ」でおやつタイム。ここでは大内山牧場のアイスクリーム(240円)を食べる。ここでは有名な「大内山牧場」の乳製品。道の駅オリジナルTシャツにも採用されていた。このアイスクリームは濃厚な味で美味。
ここの道の駅はいつも混雑していて、敬遠しがちだったけど、敷地の端は芝生広場になっていて、↑のような景色が広がっていた。写真には写っていないけど、水辺には小さな「蟹」が何匹もいた。
帰りはR166経由。大台町三瀬谷から宮川に沿って走る。途中、さくら公園とかいう公園があって立ち寄ってみたら、コスモスがきれいに咲いていた。この花が散るころ、本格的な秋が深まるように思う。紅葉も一気に色づいて、1年の中でも最も鮮やかになる時期。今年も秋ツーリングを楽しんでみたい。
今回のツーリングは、革製品で決めてみました。革ジャンに革グローブ、革靴(↑には写ってないけど)。すべてペアスロープさんの製品で。革ジャンもちょうどいい季節になってきました。