2日目 8月14日
ルート:高山⇒(R158)⇒平湯温泉あかんだな駐車場⇒ ⇒上高地⇒ ⇒平湯温泉あかんだな駐車場
本日は早朝5時に起床して、今回のツーリングのハイライト”上高地”を目指すことにする。今回の旅で泊まった「ホテルアルファーワン高山バイパス」。禁煙フロアーは上層部に泊まることができるのが、このホテルのポイント。13階から早朝の高山市内を眺めたのが↑の写真。
6時過ぎにホテルをチェックアウトして、ひとまず平湯温泉へ目指す。ボクの持っている’97年版の「ツーリングマップル中部」では上高地へは県道24号線上高地高原線で行けることになっていて、ちゃんとおススメルートになっているのだが、現在は、環境保護の観点からマイカー・マイバイクでの乗り入れは不可能になっている。ちなみにマイチャリはOK。話がそれるけど、上高地の近くの乗鞍スカイラインもボクのツーリングマップルではおススメルートになっているが、こちらも現在ではマイカー・マイバイクでの乗り入れは不可。まだ規制のなかった’99年にCB400Fourで乗鞍スカイライン標高2,700mの世界を走ったのは貴重な経験となったと思う。キャブ車なので標高を上げるにつれてパワーが落ちたのを思い出す。
さて、高山市内を過ぎてR158を東へ向かう。早朝の靄がかかる飛騨路、誰も走行車両なんて皆無って思っていたら大間違いで、車が多い。この時期は5時前から上高地へ向かうバスが運行されているからか、混雑を避けて朝早く上高地・乗鞍へ行きたい人が多いに違いない。平湯トンネルのパスして、こんな山中に大きな温泉街が見えてきたなぁと思ったら、平湯温泉到着。直行バス始発は温泉街の外れの「あかんだな駐車場」発なので、そこの駐車場にバイクを停める。車の駐車料1日500円に対し、バイクの駐車料は1日200円、しかもバスターミナル建物のすぐ裏に置かせてくれる。この時間帯、上高地へのシャトルバスは30分毎の運行で、ギリギリで発車前に乗ることができた。シャトルバスは、高山側がこのあかんだな駐車場から、松本側がさわんど駐車場からの2系統運行されている。7時半出発のバスだったけど、車内は大きなリュックを持った登山客から軽装の観光客までさまざま。途中平湯温泉に立ち寄り満席となり、長い安房トンネルに入る。トンネルを出て、再びトンネルに入る手前にガードマンが立っていて、そこがマイカー規制の始点。すぐに釜トンネルに入る。釜トンネルって、狭くて薄暗いとんでもないトンネルって聞いていたけど、新しくなってバスが普通にすれ違うトンネルになっていた。釜トンネルを出て、一つ目の停留所、大正池で半分以上の客が降りた。あとあとのことを考えれば、ここで降りて、上高地バスターミナルまで散策するのが、ベストだったのだけど、この時は分からない。まぁいつものようにガイドブック類を何も読まず、事前調査もナシで来たから仕方がない。
あかんだな駐車場から30分。上高地バスターミナルに到着。R158を走っている時は朝靄がかかっていたけど、すがすがしい景色が広がっていた。ビジターセンターに立ち寄ると、トップの写真の折りたたみ式「上高地散策マップ」が100円で売られていたので、購入する。ポケットに入るサイズで、だいたいの所要時間や、ポイント、山の名前が書かれているのがありがたい。梓川を基本に奥へ進んで明神池まで行くか、手前の大正池まで行くか・・・まぁ今回は上高地1回目なので、後者の大正池へ歩くルートを選ぶ。ただ、上高地を事前調査しなかったボクでも「河童橋」は知っていたから、そこまで行って、大正池へ行くことにした。
昼間は大渋滞になるって聞いていた河童橋だけど、この時間(8時すぎ)なら、まだ余裕を持って渡ることができた。梓川上流には穂高連峰が見え、下流には焼岳が雲に隠れることなくキレイに眺めることができた。しばし、梓川の流れを見てから、大正池まで下ることにする。先ほどの散策マップによると約1時間。日頃の運動不足解消にいいかもしれないと思って歩いたけど、このルートはちょっと失敗。皆さんと逆ルートを歩くので、すれ違う人が多く、特に後半はひっきりなしにすれ違う。これでは都会を歩くのと同じくらい。上高地観光ってこんなにメジャーだったのかと思う次第だった。
それでも所々、立ち枯れの木々や、清流が交わるポイントなど写真を撮る。
田代湿原だったか、穂高連峰をバックに写真を撮る。
こんな感じで1時間の散策が終え、大正池に到着。ここも人が多かった。大正4年、焼岳の噴火によって梓川がせき止められてできたこの池、湖面にその焼岳をキレイに写し出していた。珍しく、一人旅の女性の方から声をかけられ記念写真を撮ってあげる。今流行りのスマートフォンなのだけど、画面上ののマークを押しても反応しないので、聞いてみたら、その横の●ボタンがシャッターボタンとのこと。普通のデジカメみたいにシャッターボタンをスマホにもつければいいのにと思いつつ、穂高連邦をバックに●ボタンを押して撮った写真を見せてあげたら、喜んでくれたので一安心。ボクの撮影技術もまだまだ健在っていったところかな(?)
↑こんなアングルで撮ってあげた。
これで上高地初散策は終了。せっかくなので、散策途中で撮った写真をフォトアルバムに、動画も撮影したので、↓からどうぞ。
上高地散策 フォトアルバム
上高地 大正池 動画
まぁこれで、今回の旅、最大の目的「上高地を歩く」が達成されたので、バイクの置いた「あかんだな駐車場」までシャトルバスで帰るだけと思っていたら、ここに落とし穴があった。なんとこのシャトルバス、定員制で始発の上高地バスターミナルで満席の場合は、途中停車しないとの事。そういや行きのバスの中でそんなアナウンスが流れていたなぁと思いつつ、1人だけなら何とかなると30分毎のバスを待ってみたが、残念ながらここからは乗れず。ちなみに「あかんだな駐車場」行きのシャトルバスは白色に緑色のラインが入ったバスで、回送バスなら何度も目の前を通っているのに・・・と思いつつ、松本側の「さわんど駐車場」行きのバスは本数が多く、空席もある。やっぱり行き先の地名の通り、あかんのかと諦めていると(注:地名の由来は近くにあるアカンダナ山)、往復乗車券を持っている人は、大正池から上高地バスターミナルへ乗れることが判明。めでたく始発から乗ることができ(それでも1本待ったけど)、危うく来た道を歩いて戻ること事態だけは避けることができた。上高地へ来られる際は始発から乗ることをおススメしたい。
今回、バイクで行けないということで、ボクの頭の中では封印されていた”上高地”が解かれた。もっと神秘的なところと思っていたけど、シャトルバスが行き来し、渋滞もなく行ける現在では、手軽に行き過ぎる土地になったのかもしれない。次はもっと観光客の少ない時期を選んで(話によると6月が穴場という情報がある)、もっと早朝の時間帯に散策してみたいと思う。
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