HIRO-P'S ROOM

撮影場所:和歌山県串本町 橋杭岩 2024年3月

山陰ツーリング2015秋 PART1

2015-11-29 23:10:21 | バイクロングツーリング


 今週に入ってようやく冷え込んできましたが、先週はまだ10月下旬といってもいいような気温。今年は海外旅行、山登り、サイクリング例年になく多彩なレジャーを楽しんできたけれど、ここで久々のお泊り長距離ツーリングに出かけてきました。

 今回のバイクはBMW・F700GS。今年の春に購入したバイクだけど、GSブランドのバイクもこれで3代目とあってすぐに馴染んでしまい、新鮮味がないまま、長距離ツーリングはお預けになってしまっていました。乗りやすいバイクだけにこれではもったいない。案外長距離で分かってくる良さもあるかもしれないと思って、今回はこのバイクで山陰へ向かいます。

1日目 11月22日

 コース:自宅(奈良・橿原)⇒柏原IC⇒(西名阪・阪神高速・山陽道・播但道・中国道)⇒落合IC⇒(R313)⇒蒜山高原⇒(県道114蒜山大山スカイライン・県道45・県道24・県道36・R9・R431)⇒皆生温泉
 ホテルウエルネス ほうき路 泊
 距離:361KM

 

 出発前の天気予報は、今日11月22日は雨が降らないけど、明日23日は雨・・・このF700GSにはパニアケースを購入してないので、トップケースに荷物を詰め込む。GIVIのトップケースは歴代のGSに装着してきたけど、これだけの荷物をトップケースに積んだのは初。1泊程度の荷物なら詰めこむことができたんだな。
 朝7時過ぎ出発!行きの高速。西名阪の電光掲示板を見てたら、中国道宝塚渋滞が7KMから10KMへ変わる瞬間を見た。このまま進んでも宝塚渋滞は避けられないから、阪神高速湾岸線からハーバーウェィ経由で神戸線へ。その後湊川JCTから白川JCT、布施畑JCTを経て三木JCTから西へ向かうルートを選択。多少高速代は高いかもしれないけど、この日はUSJ渋滞も京橋入口渋滞もなく、快適。湾岸線は瀬戸内海を見ながら走り、四方山に囲まれた奈良県民からすれば、ツーリング気分高まるというもの。途中↑の写真の京橋入口手前で一休憩。比較的暖かい日々が続いていたので、今回のツーリングは薄着だったけど、やっぱり朝の高速でこの服装はちょっと寒い・・・これから山陰へ行くというのにちょっと後悔。まぁ昼になるにつれて気温が上がるから大丈夫かな。
 三木JCTから無事山陽道に入り、毎度の休憩スポット、権現山PAでツーリングマップル見てたら、高速から降りる予定の落合ICは、今走ってる山陽道ではなく、1本北側の中国道であることが判明!西へ向かう時は中国道より圧倒的に山陽道の方が多いから、初歩的なルートミスをしてしまった。ツーリングマップルを見てたら、岡山道経由で中国道に入るルートが目に入ったけど、走り出してから、そういえば播但連絡道っていうのもあったなと思い、山陽姫路東ICからその播但道に入る。これが正解で最短距離で福崎ICから中国道に入ることができて一安心。天気も良くなってきて、落合ICを目指す。
 途中、山崎IC先では工事による片側対面通行区間があった。新設の高速道路で片側対面通行はよくあることだけど、中国道のような片側2車線の高速道路で工事とはいえ対面通行があるのは貴重かもしれない。目立った渋滞もなく、西へ向かうにつれて交通量も激減。ボクの乗るF700GSは、カウルが低いので、高速道路の移動は今まで乗り継いできたGSやGTと比べると、風圧が気になった。カウルはもう少し大型のに変える必要があるな。対してパワーは十分。クセのないエンジンで追い越し加速もクルージングも淡々とこなす。



 蒜山へは高速で直接行けるけど、急ぐ旅ではないから落合ICから国道で米子へ向かう。勝山という街は素朴な橋が架かっていて、ぶらりと立ち寄ったけど、昔からの酒蔵や街並みが残っていて、落ち着いた感じのいい街だった。次来た時はゆっくりと散策してみたい。



 

 蒜山へ向かう国道313号線沿いには露天風呂番付西の横綱に選ばれた「湯原温泉」を始め、数々の温泉があり、今回は7年前に行ったことのある「真賀温泉館」へ(記事はこちら)。前回、ツーリングマップルに「津山の殿様専用だった幕湯が人気」というコメントに惹かれ、行ってみたのだけど、なかなか良かったので、今回も行ってみた。昼時なので、休憩室はガランとしていて穴場の時間帯に来たと喜ぶのもつかの間。肝心の「幕湯」は超満員。これでは入るスペースもない。さすが温泉マニアには大人気というのもうなずける。10分、20分と待つけれど、出てこられる気配はない。そういやここの温泉はそれほど湯温が高くなくて、長湯が可能だったな・・・まだ先があるので、今回は普通湯で妥協することにした。ちなみに源泉は幕湯の足元から出ていて、普通湯の方はそこから引いた湯になるので、マニアには幕湯が人気があるとのこと。でもね、普通湯は誰もいなかったし、かえってこちらの方が殿様気分が味わえたかな?アルカリ性単純泉、39.5℃だから長湯していても問題ない。これで150円で入れるから、中国地方に来た時は是非とも立ち寄って欲しい。



 湯原温泉を過ぎてしばらく走ると蒜山高原が見えてきた。国道から1本入ると気持ちのいいストレート。大型の農業機械ともすれ違い、信州の嬬恋やひるがの高原に似た風景が広がる区間に入る。この時点で昼ご飯を食べていなかったので、実はお腹ペコペコ。道の駅に行けば食堂くらいあるかなぁと思って行くもランチ時間終了とかで閉まっているし、蒜山やきそばを求めてお店を探すもどこも行列が出来ていて、結局ようやく見つけたセブンイレブンで残り物の弁当を買い求めて食べた。今も昔もこういうシーンには弱いのだけど、ソロだからまぁいいか。セブンイレブンの駐車場を見てると、意外とクルマの中で弁当食べてる人多かったし・・・

 

 腹ペコ状態から脱出して、蒜山・大山スカイラインへ。紅葉はすでに遅し、沿道の木々は落葉して冬支度って感じだった。今年は11月に入っても比較的暖かかったのはよかったものの、綺麗な紅葉は見れなかったのは残念。こんな状態だから交通量は少なくて思い思いの走りができた。高速道路では少し風圧で辛かった(?)F700GSは、このような道では乗りやすく、中型バイクの軽快な走りが楽しめた。このくらいの排気量のバイクの方が、ボクくらいの技量では持て余すことなく、いいのかなぁ。
 スカイライン途中の鬼女台展望台に入る。展望台の駐車場でも乗り降りしやすいバイクだから気兼ねなく停めれるところがgood!これがGTや前乗ってたGSだと傾斜とか気にしなければならないけど、このバイクなら気にすることなく停めれる。





 それにしてもこの展望台からの眺め、紅葉の時期に来たら素晴らしいかったんだろうな。大山は霧がかかっておらず、頂上まで見渡せた。



 ススキの季節も、もうおしまい。もう日が短くなって3時を過ぎたら薄暗くなってきた。今日の宿泊地の「皆生温泉」に向かって降りることにする。大山から「皆生温泉」のある米子まではいくつかのルートがあるけど、今回は県道24号線を使ってみた。まぁ単に空いてる方を選んだら、この道に来ただけなんだけど、松並木の中を一気に下るルートで夏場来たら気持ちよさそう。後でツーリングマップルを見たら「街路樹100景、道100選」と書いてあった。



 さらに下ると日本海が見えてきた。朝、湾岸線で瀬戸内海沿いを走ったから、中国山地を超えて、日本海に出てきたわけ。振り返ると先ほど走ってきた大山が見える。大山は蒜山側から見るより、日本海側から見た方が迫力があっていいな。



 今日は天気は大丈夫だったけど、明日は駄目だろうな。日も短くなってきたし、17時には皆生温泉に到着。今日泊まった宿は「ツーリングプラン」でシャッター付きのガレージにバイクを置かせてくれた。ペンションならともかく、ホテルでこのようなサービスがあるのは珍しい。この日の走行距離は361km。半分以上高速道路だったから、ちょうどいい距離だったな。



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