HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

びわいちサイクリング

2016-10-30 22:43:01 | サイクリング


 10月も後半に入り、ようやく涼しくなってきました。今年は年初から暖かい日が続いて、秋も結構暖かい日が続いていたけど、ようやく秋が深まるのかなぁと思う今日この頃です。
 さて、少し前になってしまいましたが、ツィッターでも実況中継していたように10月10日体育の日は琵琶湖一周サイクリング、通称「びわいち」に挑戦してきました!ボクくらいの年代になってくると10月10日=体育の日というのが定番なのですが、ハッピーマンデー導入後は必ずしもそうではなくなって、10日が体育の日になるのは、5年ぶりだそうです。だいたい毎年、体育の日が快晴の秋晴れの日というのもボクくらいの年代の共通認識ではないかな? 今年も10月9日はイマイチの天気だったけど、結果10月10日は秋晴れの気持ちいい一日でした。まぁ体はボロボロになりましたが…

 昨年の今ごろは淡路島一周=「あわいち」に挑戦しましたが、仲間の間でそれよりも長い「びわいち」に挑戦しよう!となったのは、今年の6月でした。でも残念ながら雨で流れて、この日になった次第。本当は10月9日に挑戦して、10日はゆっくり休養、11日から仕事という予定だったのですが、前述したように9日があいにくの天気だったので、この日に変更となりました。バイクや車にも乗っていて、「なぜわざわざ自転車で?」と思われる方もおられると思うけど、関西人にとって、「あわいち」は「びわいち」と並ぶ憧れの存在。島の外周を走る「あわいち」は距離は「びわいち」に比べると短いものの南半分のアップダウンがきつい、でも万が一の時は陸地なので、ショートカットができるという「保険」(?)があるのですが、「あわいち」は湖の外周を走るので、水の上を走ることはできず、かなり南側の「琵琶湖大橋」しか保険がないという特徴があります。距離も「あわいち」より30km以上長い!まだアップダウンがほとんどないのが、ボクのようなにわかチャリダーでも挑戦できる唯一の切符なのかな?まぁその切符も後述する落とし穴によってなかなか手にすることができなくなるのだけど…

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 今回の出発地点は「南草津矢橋帰帆島公園」というところ。地図で見てると唯一の保険である「琵琶湖大橋」のさらに南側にある。ということは、自動的に保険が使えず何が何でも1周しないといけないことが分かる(保険を使うには琵琶湖大橋より北側の地点からスタートしないといけない)。メンバーはM君、K君、J君、ボクの4名。学生時代の同じ自転車サークルのメンバーで、J君は各種自転車レース大会で優勝や入賞の経歴を持つ心強い存在!彼はなんと自宅の宝塚市からこの集合場所まで自走してきた。ほとんど自転車の感覚よりバイクの感覚ですな。ボクの方は7時集合に合わせて、自宅を5時に車で出発して、早朝だからかなり空いていて6時20分に到着した。M君、K君ともに無事合流して、7時15分にこの公園を出発した。今回はJ君がまた自走で帰るので、反時計回りで走ることとなった。



 実は、バイクや車にこれだけ乗っていて、琵琶湖1周というのは今回が初めて。今まで部分的に走ることはあったけど、湖西の渋滞を敬遠して、1周はしたことが無かった。強いて言うなら、JRで近効郊間遠回りの旅で今から11年前に電車で行ってるくらい。だから距離感というのが全く分からない。K君がびわいちを2回完走しているので、K君の記憶が唯一の情報となる。
 先頭はJ君。序盤は平坦な道が続くけど、時速35km/hは速い!最初はついて行ってたけど、10kmも走らないうちに差が広がっていく…なので少しペースを落としてもらい、ようやくついて行ける感じに。1週間前に走っていたとはいえ、やはり皆さんとの力の差は歴然ですな。↑は30km地点の近江八幡市「長命寺港」にて。まだここでは体力は大丈夫!今はお休みしてるけど、西国三十三ヵ所の31番寺がここにあり、いずれまた来ることになるだろう。



 50km通過で彦根城が見えて来たと思う。そこから向きが北向きになって長浜に近づくにつれて向かい風がきつくなってきた。実は長浜から木之本までは学生時代に自転車で走ったことがあり、交通量が少なくて快適に走った覚えがあって、今回もこの区間は楽勝と思ってただけに、気分はブルー(泣)。
先頭から遅れ気味になってしまう。伊吹山もきれいに見えているし、風が無かったら気持ちいいんだろうな。60kmを過ぎて体力的に限界に近づいてきたのも事実。70km地点の「産直びわ みずべの里」で休憩。ここのお店、地元の食材を使った弁当が安く販売されていて、なかなかいい感じのお店だった。今回は昼食タイムとはならなかったから弁当は買わなかったけど、ここで弁当を購入して湖畔で食べたいなと思う。





 産直びわを出発しても向かい風は変わらず。すれ違うチャリダーは追い風になってるのでガンガン飛ばしてくるのが羨ましい。木之本でようやく西へ向きが変わり、向かい風ともお別れかと思ったら、「国道は交通量が多いので、旧道を走ります」とのこと。今回のコースで数少ない坂道を走る。トンネルの抜けたら奥琵琶湖の透き通った湖面が現れた。ここまで来れば琵琶湖もきれいだね。この辺りが琵琶湖の北辺で今回のコースの折返し地点。なるほど、あわいちと比べれば、アップダウンは少なかったけど、走行距離は半端ない。



 とはいえ、すでに100kmを超え、お昼も過ぎて体力は限界!皆さんロングライドに慣れている面々なので、全く苦にしていない様子で、ボクだけがバテバテの状況が続く。110km地点で海津大崎。春は桜で有名なところだけど、それどころでは無くなってきた。



 マキノから南に針路を変える。昼ごはんを食べるところを探していたら↑のお店の看板を見つけ、入ってみた。外には古いベンツが並んでいたので、趣味の方がオーナーさんなのかなぁと思ったら、店内にはサイドカーやクラシックカーの同好会の方々の写真が並んでいた。ビーフカレーをいただいた。手作りの本格的な味で美味しかったですね。
 ここで、自宅まで自走するJ君とM君とはお別れ。残ったK君とボクは彼らを追って走る。湖東は向かい風だったから湖西は追い風になると読んでいたのに、途中から向かい風に・・・しかも進めば進むほど強くなってきて、20km/hを出すのがやっとの状況になってしまう。



 高島市の鴫川勝野公園にて。130km通過。ここまで来ればほとんど気力だけで走っている。向かい風が無ければ平坦な道を走るだけなのにな。





 140km地点で白髭神社到着。ようやく向かい風が止んだけど、渋滞がひどくなって、自転車が走れる路側帯が無くなってスピードが出せない。おまけに陽が傾いてきて肌寒くなってきた。ちなみにここの神社は湖面に鳥居がある珍しい神社。七五三の家族連れが多かった。
 堅田で17時。もうお彼岸が過ぎたので、日が短くなっていてきて辺りが薄暗くなてきた。ここからヘッドライトON。点いたり消えたりでどうも調子が悪い・・・今回ナイトランは想定外だったので、チェックしていなかったのが裏目に出た格好になってしまう。



 浜大津港到着。18時半というのに人かげがほとんどない。でも、あわいちと違って僕らと同じような格好のチャリダーをちらほら見たから、やっぱりみんな風には悩まされたんだろうな。



 結局187kmを走って出発点の「南草津矢橋帰帆島公園」に戻ってきた。時間は18時45分。11時間半かけて琵琶湖一周!あわいちと比べれば早いゴールになったものの、1日で走れる距離としては限界だな。まぁ無事故でここまで戻ってこれたので、今後のロングライドもこなせる自信は付いたかな?
一緒に走ってくれたM君、K君、J君には感謝。多分、一人だと途中で脱落していただろうから、ここまで引っ張ってくれた彼らの力は大きいと思う。

 この後、南草津でスーパー銭湯に入って夕食を食べて解散となりました。帰ってきたら22時半。この日は本当に1日が長かったな。案の定、次の日は筋肉痛になったけど、実は4月にあった社内バドミントン大会の時の筋肉痛と比べればずっとマシでした。これで関西人にとって憧れの存在の「あわいち」と「びわいち」を制覇!



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